南海キャンディーズ・山里亮太とオードリー・若林正恭による「たりないふたり」が、5月31日に東京・下北沢で行われた配信ライブ『明日のたりないふたり』をもって、解散した。2009年にお笑いライブ『潜在異色』で生まれ、2012年『たりないふたり』、14年『もっとたりないふたり』と日本テレビ系深夜番組で漫才を披露してきた2人が、12年におよぶコンビ活動に終止符を打ったが、ゆかりのある著名人から熱いメッセージが相次いで寄せられている。

【独占カット】『たりないふたり』解散漫才の模様

 『潜在異色』のスピンオフ企画で始まった「たりないふたり」。人見知りで社交性・恋愛・社会性の“たりない”ふたりが、毎回さまざまなテーマを元に各々のたりない部分を暴露しあいながら、最後はそれらの恥部をすべて漫才に落とし込み披露していた。

 14年8月に開催した番組ライブ『たりふた SUMMER JAM '14 ―山里関節祭り―』以来、活動を休止していた2人だったが、19年の山里の結婚を受けて、同年11月に1日限りでライブイベント『さよなら たりないふたり~みなとみらいであいましょう~』を開催。当初予定されていた舞台上での打ち合わせを若林がすっ飛ばし、約80分と20分、2本の即興漫才で会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

 昨年4月からは『たりないふたり2020~春夏秋冬~』と題して、季節ごとに特番を放送。「冬」に新作漫才を披露することを目標に、春・夏・秋と放送してきたが、秋に亀裂が発生。3月のライブが決定したものの、2人が互いにパーソナリティーを務める、ラジオ番組(『水曜JUNK 山里亮太の不毛な議論』『オードリーのオールナイトニッポン』)を巻き込み場外乱闘までぼっ発した。

 そんな中、5月31日、2人が2009年に初めてユニットを組みライブを開催した聖地・下北沢に立った。オンライン生配信ライブのため、会場には観客はおらず、2人だけの空間で漫才を行うことになった。番組を立ち上げ、現在は編成部に所属する安島隆氏による、開演前の注意ツイートが放映された後、ついにライブが幕を開けた。過去の映像が流れる中、SNS上では「なつかしい」「もう泣きそう」などの声があふれた。

 視聴者の思いも高まってきた中、センターマイクに立った2人。冒頭から、かけあいは熱を帯び、じわじわと攻めていく若林に対して、山里のワードセンス光るツッコミも絶好調。お互いの“生き様”を見せる『たりないふたり』らしく、最後の漫才で、これまでの歴史をたどりながら、思いの丈をあますことなくぶつけていった。それぞれのすべてを漫才に込めた、笑いと感動の2時間となった。

 『たりないふたり』の大ファンである、日本テレビの水卜麻美アナは、ORICON NEWSに次のようなコメントを寄せてくれた。「笑い、泣き、泣き…私は何を見せてもらったのだろう…すさまじかった。本気の最終決戦、でも、戦っているようで、一打一打にお互いへのものすごい尊敬があふれていて、山里さんがんばれ、若林さんがんばれ、と泣きながら勝手に応援しているような…気づくとそんな感覚になっていました。すべてを終えたおふたりの最高にかっこいい姿、いまでも頭を離れません。そして“たりないじぶん“的な私も、改めて明日に向かっていこうという強い力をいただきました…と、こんな勝手なことをわたしが語ってしまってお恥ずかしいですが、ただただ、おふたりへの感謝の思いでいっぱいです。これからもずっとついていきます」。

 タレントの佐藤栞里も、ライブ後に自身のインスタグラムのストーリーズで思いの丈をつづった。「おふたりの本音と覚悟を見届けなきゃと、ずっと我慢していたけれど、空がきれいで堪えられませんでした。笑って泣いて熱くなって最高の夜だったな。最後までかっこよかった。すべてのたりないふたりへ 本当にありがとうございました。ああ本当に終わっちゃうのか。さみしい、さみしいな。いつか公園で朝まで笑っていてくれますように」。『たりないふたり』の熱は多方向に伝播しており、赤江珠緒、星野源、佐久間宣行氏といった、2人と親交のある人物からも、ラジオ内で、もちろん“ネタバレなし”で賛辞の声が寄せられた。

 多くの人々の心を揺さぶらせた『たりないふたり』解散ライブ。ドラマティックな2人の軌跡は、8日までアーカイブ配信されているので、ぜひとも実際の映像で最後の勇姿を目撃してほしい。

■『明日のたりないふたり』
公式ホームページ:https://www.ntv.co.jp/tarinai/
見逃し配信:6月8日まで
チケット:一般視聴チケット 3000円(GOTOイベント適用 2400円)(6月8日午後7時まで販売)