謎の殺し屋集団に死に追い込まれては同じ1日を無限に繰り返すタイムループに陥った主人公ロイ(フランク・グリロ)は、どうすればこの死のループから抜け出せるのか、なぜ殺し屋に狙われているのか、タイムループの中で学び、レベルアップしながら真実に近づいていくSFアクション映画『コンティニュー』(6月4日公開)。このたび、ロイが剣の名手ダイ・フェン(ミシェル・ヨー)に剣術の指南を仰ぐシーンの本編映像が解禁された。

【動画】メキメキレベルアップしていく本編映像

 『グリーン・デスティニー』(2000年)や『イップ・マン外伝マスターZ』(19年)をはじめ数知れぬ作品で舞踏のように華麗で殺傷力抜群の一流アクションを披露してきたアクションクイーン、ミシェル・ヨー。近年では『クレイジーリッチ!』(18年)や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(17年)へのカメオ出演など、ハリウッド大作や、ロマコメ映画『ラスト・クリスマス』(19年)などの出演でアクション以外のジャンルでも活躍し続けているヨー。

 本作ではロイの行きつけの店に偶然現れた有名な中国の剣士ダイ・フェンを演じており、ロイは自らの命を狙う謎の殺し屋集団の一人、剣を操る刺客”観音”を倒すためダイ・フェンに剣術を習いたいと指南を仰ぐ。「今日しか無理よ」と条件を提示するダイ・フェンに「1日で十分だろう」と返すロイ。タイムループを巧みに利用し、1日限りの稽古を何度も重ね着実に剣の腕を磨き上げるロイの様子が描かれ、格闘ゲームのバトル背景のような武道場と、トライ&エラーを繰り返しながらクリアへのコツを掴んでいくロイの姿は、まさにゲーム感覚で楽しめるシーンとなっている。

■ジョー・カーナハン監督が語るアクション映画への熱意

 本作の監督は、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(10年)で知られるアクションの鬼才、ジョー・カーナハン。ライアン・レイノルズ、ベン・アフレック、クリス・パインなど、今や主役級のスター達が集結したバイオレンス・アクション『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』(07年)をはじめ、リーアム・ニーソンが極寒の雪山でサバイバルを繰り広げる『THE GREY 凍える太陽』(12年)や、脚本を手掛けたウィル・スミス主演の「バッド・ボーイズ」シリーズ第3弾、『バッドボーイズ フォー・ライフ』(20年)など、痛快なアクションに加え、スタイリッシュで派手なバイオレンス・シーンにも定評があり、マッチョな作品を自由自在に描いてきた。本作では、アクションに加えて笑いや、シリアスなドラマの要素も見どころとなっている。

 「誰だって、過去の作品を超えることを願いながら作品を作り続けるものだ。この作品を撮ろうと思ったのも、そういう気持ちと大いに関係していると思う。私は笑うのが大好きだし、アクション映画も大好き。それにドラマも大好きだからね」と語るカーナハン。さらに『コンティニュー』のトーンを作り出すのにはかなり苦労したと話す。「綱渡りの綱の上を忍び足で歩くような感じで、出し過ぎも控え過ぎもないようにかなり気を配ったよ。興味深いプロセスで、すごくやりがいがあった。この作品をジュースに例えれば、すごく絞りがいがあったという表現がぴったりだよ」と慎重な作品づくりの過程があったことを明かした。

 何度も同じ1日を繰り返しレベルアップしていく、ゲームの世界でおなじみのコンセプトを取り入れながらも、何度もその瞬間を繰り返すことで自らの過ちを見つめ直してくという感情に訴えるテーマを土台に構築されているストーリーに、「この手のジャンルの映画制作に関われてとても幸運だと思う。アクションドラマでマッチョなストーリーでありながら、考えさせられる作品を作れるのだからね」と語る一方で「アクションは、私の感性に訴えてくるジャンルだ。私自身が見たいものなんだ。私は『いつか晴れた日に』を見るか、800回目の『ダイハード』を観るか選ぶとしたら、私はたぶん『ダイハード』を観るだろうね」と根っからのアクションマニアとしての気質を強調していた。