「めっちゃわかりやすい」「意識してなかったけど、この分類は楽しい!」「型のネーミングが秀逸すぎる」など、しらたきさん(@shirataki2223)がTwitterに投稿した「芸人さんの対格差がすき」という投稿が28.8万いいねの反響を集めた。投稿では、シンプルな3DCGによるコンビ芸人の体格差パターンを提示。それぞれのコンビを、「マリオ型」「ハガレン型」「ドドリアザーボン型」といった特徴に分類している点が見どころだ。もちろん、画像そのもののクオリティとセンスを絶賛する声も多い。作品への想いを聞いた。

【画像】「激似!」「特徴つかんでる」 サンドウィッチマン、霜降り明星ほか、芸人の“体格差”イラスト

■芸人への熱い想いがCG作品へ、5ヵ月で40組のコンビを制作

――投稿作品は、すぐに大きな反響と共感を呼びました。

【しらたきさん】正直びっくりしています。リプライや引用リツイートなどで、いろんな人が「この芸人は〇〇型かなあ」と予想したり、議論したりしてくれて、どんどん輪が広がっていったのがおもしろかったです。分類名を、低身長と高身長の「マリオ型」など、キャッチーにしたところも共感してもらえて嬉しかったです。

――実在の芸人を、CGデザインで宇宙人キャラクターに似せたシリーズ作品『惑星Xの宇宙人漫才師』がもとになっています。

【しらたきさん】元々お笑い芸人さんが好きで、よくファンアートとしてCG作品を作っていた一方で、ピクサー映画や海外アニメなどに登場するモンスターのようなキャラクターが好きだったので、両方を組み合わせたらおもしろい表現ができるんじゃないか、と思って始めました。在宅が続いて制作時間が増えたので、制作ペースも上がっています。宇宙人シリーズだけでも、今年から始めてもう40組以上作りました。

――芸人さんの個性やコンビの特徴、雰囲気をうまくつかんでいます。目線や表情、色合いやポーズなど、とくにこだわったポイントはどこでしょうか?

【しらたきさん】作る前には、そのコンビの漫才を改めて動画で見るようにしています。静止画では見えてこなかったその人らしさが見えてくる気がして、そのイメージをデザインに落とし込むようにしています。たとえば、立ち姿や口角の上がり方など、些細な部分を変えるだけで劇的に似たり似なかったりして、毎回色々な発見があります。

■「どんな逆境も笑いに変える」芸人へのリスペクト

――シリーズで、とくに簡単だったコンビ、難しかったコンビは?

【しらたきさん】おいでやすこがさんやコウテイさんは、すごくキャラクター化しやすくて、作ったキャラデザも個人的に気に入っています。難しかったコンビは…じつは結構どれも苦戦しています。コンビ名をあえて表記しないようにしているため、伝わらなかったらその時点でアウトなので、「絶対に似せなきゃいけない」という謎の緊張感もありますね(笑)。

――作品からは、芸人さんへの愛情とリスペクトも感じます。芸人さんを支持する理由を教えてください。

【しらたきさん】オードリーの若林(正恭)さんがラジオで、すごく仲のいい先輩芸人をいじり倒したり、父親の死を芸人らしい独特の言い回しで表現したりしていました。霜降り明星のせいやさんが昨年、スキャンダルが出た直後のラジオで、クレイジーなキャラを2時間みっちり貫いていじられるなど、どんな悲しみや逆境も笑いに変えられる芸人さんたちを心から尊敬しています。

――芸人さんの存在に励まされる人も多いと思います。

【しらたきさん】昨年からのコロナの影響で、ライブも無くなり、映画も延期が続いて、飲みにもいけなくなって…。でもその時に、唯一変わらずに楽しみを提供し続けてくれたのが、芸人さんたちのラジオでした。毎週、芸人さんのラジオにありがたみを感じています。

――最後に、今後の構想や野望を教えてください。

【しらたきさん】もちろんシリーズは続けていきたいと思っていますし、ゆくゆくは漫才師さんだけでなく、コント師さんなどにも挑戦してみたいです。今後もたくさん面白いものを生み出していきたいですね。それから、芸人さんシリーズ以前に、ファンアートをSNSに投稿するきっかけをくれたアイドルグループ、GO TO THE BEDSにも感謝しています。これからも、みなさん温かい目で見守っていただければ幸いです。