人気グループ・ジャニーズWESTの桐山照史が、舞台『赤シャツ』で主演を務めることが29日、わかった。夏目漱石の名作『坊ちゃん』に登場する敵役“赤シャツ”を演じる。

【写真】桐山照史へ全幅の信頼を寄せる演出・宮田慶子

 『坊ちゃん』の物語を赤シャツの視点から描いた同舞台は、劇作家・マキノノゾミが書き下ろし、宮田慶子氏が演出を担当し、2001年の初演以降、何度も上演されてきた傑作喜劇。

 無鉄砲で血気盛んな坊ちゃんによる語りから見えていた世界と、同じ筋書きをたどっているはずなのに、赤シャツの視点を通して見れば、まったく異なったような世界が広がっている。人と人とが触れ合い、関わり合うことから生まれるおかしみやままならなさ、そして温かさ。血の通った役者が生で演じるからこそ真に迫って描き出される。

 9月上旬~中旬頃に東京建物 Brillia HALL、9月下旬に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演予定。

■桐山照史
「舞台がとても好きなので、生でお芝居ができるチャンスをいただけてとてもうれしいです。今回改めて、小説『坊ちゃん』をまず読んで、戯曲を読みました。赤シャツにはこういった面もあったのかなぁと感じられました。

『坊ちゃん』を読むと、面白さの倍増する作品だと思います。演出の宮田さんとは、今回初めてですが、すでにご一緒している横山(裕)君から、『一から丁寧に教えてくださった』、また高木(雄也)君からは『厳しいけれど愛のある方』と聞いて、少しホッとしています。厳しい、というところはちょっとドキッとしますが(笑)。これまで上演されてきた名作、僕なりの引き出しをプラスしてヒール役を思いっきり楽しめたらと思います」

■宮田慶子氏
「赤シャツは、ご存じの通り、近代日本文学を代表する夏目漱石の名作『坊ちゃん』に登場する人物です。この舞台でも、あの痛快冒険活劇が展開します。ただし視点を変えて坊ちゃんの敵役である“教頭の赤シャツ”の立場から描いており、誰もが知る物語の隠された真相が次々と明らかになるスリリングな舞台です。

初演時から私が愛してやまないこの作品を、桐山照史さんが演じてくださることになり、今からワクワクしています。誤解や行き違いに翻弄される『人間・赤シャツ』を生み出してくださることを楽しみにしています。窮屈な日常に疲れているすべての方にお届けする、笑いながら心に染み入る舞台を作りたいと思います」