Hondaの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーは26日、小型ビジネスジェット機『HondaJet』の最新型としてアップグレードした『HondaJet Elite S(エリート S)』を発表した。

【写真】戦闘能力めっちゃ高そう…スペシャルコンセプトデザインの『Elite S初号機』

 最新型の『HondaJet Elite S』は、高度な解析と各種試験を重ね、改良を施したことで、運用性能をさらに拡充し、操縦性が向上。機体の最大離陸重量が200ポンド(約91kg)増加し、より多くの荷物を搭載すること、あるいは燃料搭載量を増やし航続距離を最大120ノーティカルマイル(約222km)伸ばすこと【※1】が可能に。

 また、アビオニクスシステムのアップグレードとして、無線通信をテキストメッセージで行うFAA Data Comm(米国内で提供されている、データ・リンク(デジタル通信)を使用した出発管制承認に係る一連の機上通信システム)とACARS(HF通信や衛星通信を用い、出発地・目的地、便名、天候、および搭載燃料など運航に必要な情報を航空機と地上間で自動的に送受信する通信システム)【※2】、およびパイロットの地上操縦時の負荷を軽減するASASシステム(特定の天候条件下での運用性能を高め、パイロットの負荷を軽減するほか、機体運用の安全性をさらに向上させるシステム)を導入。パイロットの負荷を軽減するほか、機体運用の安全性を向上させた。

 機体カラーは、ガンメタル、ラックスゴールド、ディープシーブルーの3色を追加。特徴的な『Elite S』のロゴには、赤の“S”字が追加され、同時にエクステリアカラーの選択に応じて色をカスタマイズできるオプションを追加している。

 同社取締役社長の藤野道格氏は、「2018年の『HondaJet Elite』販売開始以来、同クラスの小型ビジネスジェット機を上回る性能と効率性をお客様に提供してきました。『HondaJet Elite S』へのアップグレードにより、さらなる価値をお客様にお届けします。新しい『Elite S』がもたらす革新、設計、および最先端のエンジニアリングにより、今後もビジネス航空業界において、新たなスタンダードを確立してまいります」とコメントし、最新型に自信をのぞかせた。

【※1】積載重量(ペイロード)が650ポンド以上に達した場合、航続距離を延ばすことが可能 
【※2】オプション