トニー賞4冠(作品賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)とグラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞した傑作ミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』(7月30日公開)の日本版予告映像と日本版ビジュアルが解禁された。

【動画】ミュージカル映画『イン・ザ・ハイツ』日本版予告

 原作は、ミュージカル「ハミルトン」やディズニーアニメーション『モアナと伝説の海』で知られるリン=マニュエル・ミランダの同名ミュージカル。監督は、キャストがほぼ全員アジア人にも関わらず全米3週連続第1位を記録し異例の大ヒットとなった『クレイジー・リッチ!』(2018年)の成功で知られるジョン・M・チュウ。

 歌手のアリアナ・グランデがSNSに「この映画がなぜこんなに美しく完璧なのかが理解できないくらい。驚くほどの出来栄え。とてもとても、美しい」とコメントしたのに続き、俳優のヒュー・ジャックマンも「舞台のミュージカルは観ていなかったんだけれど、映画を観て圧倒された。演技もダンスも音楽も演出も信じられないくらいに素晴らしい。自分がミュージカルをやっているからって全てのミュージカルを見ているわけじゃないし、すべてのミュージカルが好きなわけじゃないけど、この映画は圧勝だ」と、大絶賛するコメントを動画付きで投稿した本作。

 日本版予告映像は、主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が回想するシーンからスタート。「昔々、ここから離れたニューヨークにワシントンハイツという場所があった」と語り、拳でリズムをとると、歌とダンスであふれたワシントンハイツでの日常が展開される。ミュージカル作品というと物語が歌で進行するが、その歌の一つにラップが使用されていることが印象的だ。原作は保守的なブロードウェイで初めて本格的にラップを持ち込み評価されたミュージカル。映画版でもパワフルなラップソングを堪能できそうだ。

 また予告の後半には、重力に逆らい、建物の外壁で垂直に踊るアッと驚くシーンや、人々が一斉にプールや路上で踊る躍動感あふれる群舞シーンなど、圧巻のパフォーマンスがふんだんに盛り込まれている。往年のミュージカル映画の名作にも引けを取らない映像美が魅力的な作品に仕上がっている。

 さらに、楽曲の歌詞には「どんな時も僕らは立ち上がる。自分だけの夢を追い続けろ」など、力強いメッセージが込められており、閉塞感を吹き飛ばしてくれそうだ。

 日本版ビジュアルは、街のシンボルであるジョージ・ワシントン・ブリッジを背景に、主役4人の踊る姿が描かれている。ウスナビとヴァネッサ(メリッサ・バレラ)、ベニー(コーリー・ホーキンズ)とニーナ(レスリー・グレース)がそれぞれ手を取り合っており、予告編ではウスナビが意中のヴァネッサに声をかけるも玉砕する様子が収められていたが、劇中の恋模様も想像させるビジュアルとなっている。4人を囲む人々も疾走感のある様子で切り取られており、作品のはつらつとした雰囲気がよく伝わってくるダイナミックなビジュアルに仕上がった。