お笑い芸人・こがけんが、28日放送の日本テレビ系『金曜ロードショー』の直前番組『まもなく金曜ロードショー』(後9:24※関東ローカル)に出演する。昨年の『M-1グランプリ』で、おいでやすこがとして準優勝を果たし一気にブレイクする傍ら、“映画モノマネ”や映画評論を多数執筆するなど映画大好き芸人としても活躍。今回は視聴者リクエストで選ばれた名作『スタンド・バイ・ミー』放送にちなみ、得意の“映画モノマネ”も交えて作品を紹介する。

【写真】名シーン再び…『スタンド・バイ・ミー』場面カット

 1986年公開の洋画『スタンド・バイ・ミー』はスティーブン・キング原作の不朽の名作。1959年オレゴンの小さな町。文学少年ゴーディをはじめとする12才の仲良し4人組は、行方不明になった少年が列車に轢かれて野ざらしになっているという情報を手にする。死体を発見すれば一躍ヒーローになれる。4人は不安と興奮を胸に未知への旅に出る。たった2日間のこの冒険が、少年たちの心に忘れえぬ思い出を残した…。

 こがが注目ポイントとして挙げるのは「何と言っても、リバー・フェニックスが演じているクリスという役」。父親も兄も素行が悪く、自身も周囲から不良少年と思われているが、正義感が強く、友達思いの少年。4人のリーダー格だ。「クリスは家庭環境に恵まれず、非常に苦労しているんですが、ただ仲間思いで仲間を正しい方へ導こうとするという、非常にリーダーシップがあって、リーダーとしてなくてはならないものを全部持っている存在なんですね。この作品の屋台骨を支えているといっても過言じゃないと思います」とその魅力を語る。

 そして「リバー・フェニックスは、残念ながら23歳で急逝してしまいましたが、その弟が、映画『JOKER』で一昨年のアカデミー賞主演男優賞をとったホアキン・フェニックスです。彼は長らく兄のことを深く語らなかったのですが、アカデミー賞のスピーチでも兄について触れたり、インタビューでは『リバーは亡くなった後も、僕のことを精神的にずっと導いてくれている』と語ったりしています。まさに他の人を思いやって正しい道に導こうとするというこの『スタンド・バイ・ミー』の中のクリスとリバー・フェニックスが重なるんですね。そういう意味で見ても、『スタンド・バイ・ミー』ってすごく奥深い作品だなと思うんです。去年、ホアキン・フェニックスが第1子を授かり、その息子につけた名前が、なんと“リバー”ということで、これはもう本当に素敵な話だと思っています」と映画好きならではの、豆知識も披露。

 また、ストーリーについては「そもそも“死体を探しに行く”っていう設定が面白いですよね。冒険映画は数あれど、目的が財宝とかCIAのデータならわかりますが、死体を探しに行くってなかなかないですよね。ホラーの王様スティーブン・キングが書いた原作タイトルは『TheBODY(死体)』なんですが、その死体っていうのは、おっかなびっくりで見てみたいというワクワク感と、そのもののズバリ恐怖の対象という二重の意味があると思っています。12歳の彼らはもうすぐ中学に進むわけですが、ワクワクと、その恐怖とか不安みたいなものも投影されているのではないかと。そういうのも面白いところだと思うんですよね」と力説。

 好きなシーンには「森の中でみんなで焚き火をして暖を取っているシーンが大好きですね」と挙げ、「焚き火を前にして素直になって、お互い思いの丈を喋って距離が縮まるっていうのもすごくいいんですけど、銃を持って交互に見張りをすることになり、バーンがびくびくしながら見張りをする姿がめちゃくちゃかわいいんですよ。この見張りのところにそれぞれの個性が出るという…そこもすごく面白いです」と注目ポイントとともに熱弁している。