俳優の松坂桃李が主演するテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』(後11:15~深0:15※一部地域で放送時間が異なる)。スピンオフ作品が動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」で28日のドラマ本編放送後より、独占配信されることが決定。作中に登場する蟹釜ジョー作の人気漫画『SEIKAの空』の実写化となる。

【写真】完璧な原作再現がされた『SEIKAの空』の元イラスト

 劇中で松坂演じる桃地がこよなく愛する漫画『SEIKAの空』。蟹釜ジョーこと唯月巴(麻生久美子)が執筆した作品となっている。舞台は美しき野菜の国・セイカ王国。しかし、その平和はある日、魔王ヤオーヤによって奪われた…。捨てられた野菜の恨みから生まれた“怪人”たちの恐怖支配から民衆を守るべく立ち上がった、野菜に選ばれし“勇者”たちの闘いの記録を描いた『SEIKAの空』。そんな漫画を豪華俳優陣が実写化。『あのキス』に出演するキャストたちが、この実写版『SEIKAの空』でもメインキャストを務め、劇中に登場するイラストを、可能な限り全力でコスプレ再現した。

 王道主人公であり勇者の浪流キャベ次郎を演じるのは、藤枝喜輝。『あのキス』では蟹釜ジョーの担当編集者・木之崎眞を演じる藤枝が今作の主演を務める。そして意地っ張りなヒロイン・紅リコピン役には窪塚愛流で、『あのキス』では井浦新演じる田中マサオの息子・優太郎を演じ注目を集めており、今回は人生初のヒロインに挑む。

 さらにキャベ次郎とともに旅を続ける勇者たちにも注目キャストが。無愛想なイケメン勇者・鬼龍院ピーメン役には三浦翔平、マッチョなイケオジ勇者・不知火コン乃介役には井浦新、そして超絶ヘタレな勇者・豆田モヤオを松坂桃李が演じる。『あのキス』内でも桃地はモヤオファンを公言。スピンオフでは桃地も大好きなキャラを、松坂が演じるというキャスティングが実現した。

 そして、実写版『SEIKAの空』の脚本を手掛けるのは、劇団「ヨーロッパ企画」の角田貴志。『あのキス』には、週刊少年マキシマムの編集長・生馬忠士役で出演している角田が、今作では脚本を担当、さらに作中には敵役であるナスの怪人・ナスッテ役としても登場。顔を紫色に染めて挑む。

 魔王を倒すために立ち上がる5人の勇者たち。しかし前途は多難。お金もないしプライベートも犠牲にせねばならない勇者の生活に、訪れる不和。恋愛による痴情のもつれ。ナスの怪人に隠された悲しき過去。そして愛する仲間の死…? 果たして世界を救うことはできるのか…? いやそれ以前の問題なのか…? 豪華キャストで実現した実写版『SEIKAの空』。勇者・キャベ次郎と仲間たちがいったいどんな活躍を見せてくれるのか。

■キャストコメント
【藤枝喜輝】
 ドラマ本編で出てくる漫画を見ていて、『SEIKAの空』が実写化したら面白いだろうな、どんなストーリーになるんだろうな、と思っていました。実写化が決まり、しかも主人公のキャベ次郎を演じると聞いた時には「僕が主人公?」と一気に不安になりました。松坂桃李さんに「とにかく楽しむことだよ」とアドバイスいただいて、皆さんに助けていただきながら、全力で楽しみました! 物語の中で印象に残っているのは、キャベ次郎がモヤオに殴られるシーンです。初めてモヤオとキャベ次郎が気持ちをぶつけあうシーンだったのですが、撮影の時はすごく緊張してしまいました。でも松坂さんが、全力で感情をぶつけてお芝居をしてくださったので、僕も感情を全開にして臨むことができました。

【窪塚愛流】
 最初に『SEIKAの空』が実写化すると聞いたときは、「そうなんだ! 誰が出るんだろう」と思っていて、まさか自分がヒロインをやることになるなんて思ってもいませんでした(笑)。“ヒロイン”と聞いて、その言葉の意味をあらためて調べちゃったくらいびっくりしました。僕個人として好きなキャラはナスッテなんですけど、ナスッテがリコピンに対して「俺のビーナス!」って言うところが面白いなと思いました。リコピンは自分のことをかわいいと思っている、絵に書いたようなすごくあざとい女の子。演じるのがとても楽しそうだなとワクワクしています。

【三浦翔平】
 『SEIKAの空』の台本を読んだ最初の感想は「ふざけてるなー(笑)」でした(笑)。どんな風に撮るのか、どんな風につながっていくのか、出来上がりを見てみないとわからない部分も多くてちょっと不安なところもあるんですけど、楽しみでもあります。監督から言われた通りに、一生懸命やっています! ドラマ本編に出てくる『SEIKAの空』とはちょっと違ったお話だけど、その中でもなかなかにぶっ飛んだピーメンを楽しんでもらえると思います。

【井浦新】
 『SEIKAの空』の台本を読んだときは「だいぶムチャするなー」と驚きました(笑)。ドラマ本編の台本の一番後ろにも、『SEIKAの空』のストーリーや設定などがちょこっとだけ書かれていて、たまにそれを読みながら面白そうだなとは思っていたので、だいぶぶっ飛んだ内容ではありますが、実写化のお話を聞いたときはうれしかったです。子どもの頃から憧れていたヒーローアクションものに染まれる! と期待していたのですが、ちょっと憧れていたものとは違う、大人なテイストのヒーローものでした(笑)。僕は子どもの頃、ヒーローごっこをするときにもたいていブルーかブラックのポジションが好きだったんです。レッドやイエローじゃなくて。46歳になって初めてヒーローものをやることになったときに、イエローのようなポジションのキャラクターにキャスティングされるようになっていたことに、新鮮さとうれしさがありました。今はすごくやりがいを感じています。

【松坂桃李】
 最初に『SEIKAの空』実写化を聞いたときは、「これ、実写化できるの!?」という衝撃がありました。モヤオ目線でありながらも桃地目線でもある『SEIKAの空』――。なので、モヤオを演じることには違和感はなかったです。桃地とモヤオには通ずるものがあると思いますし、僕にはちょうど良かったと思います(笑)。文字だけではなかなか想像するのが難しいと感じた部分もありましたが、資料用に漫画で描かれた『SEIKAの空』を読んでいたので、モヤオの役を作るうえではかなり助けられました。あとは、某作品の世界観に類似している気がしたので(笑)。そのイメージが演じていく上でも助けになっています。何よりも本編に出てくる漫画部分は僕が全キャラクターのアフレコをしているので、実写にあたり、他のキャストの方々が演じるのを撮影前から楽しみにしていました。特に気になっているのは、キャベ次郎が神様と契約を交わし復活するシーン。どんな映像になっているのかが気になります。

■実写版『SEIKAの空』第1話あらすじ
 美しき野菜の国・セイカ王国の端っこのほうにあるモーヤ村――。そこに住む豆田モヤオ(松坂桃李)は、今日も安定の自宅警備員としてニート生活を送っていた。魔王を倒すべく戦う“伝説の勇者”たちの活躍をネットニュースでダラダラ見ていると、突如自宅に襲撃が…?

 なんと、旅の途中だった勇者・浪流キャベ次郎(藤枝喜輝)、紅リコピン(窪塚愛流)、鬼龍院ピーメン(三浦翔平)、そして不知火コン乃介(井浦新)が、トイレを借りに来たのだった…! 村の長老から、伝説の長ネギソードのある洞窟まで案内を頼まれたモヤオは、なかばいやいや彼らを誘導するのだが、なんとうっかり5人目の勇者としてパーティーに加わる羽目に…!

 しかし誰もが憧れる“伝説の勇者”の生活は、金もない、プライベートもない、福利厚生も非充実、案外ブラックな職場だと知り、秒で辞めたいと思い始めるモヤオだが…。こうして始まってしまったモヤオの冒険の物語。果たして勇者たちはヤオーヤからセイカ王国を守ることができるのか?