第一生命保険は27日、第34回『第一生命サラリーマン川柳コンクール』(以下、「サラ川(せん)」)のベスト10を発表。全国から約6万句以上の作品の中から、栄えある第1位に輝いたのは、コロナ禍のサラリーマンの悲哀をユニークに表現した一句「会社へは 来るなと上司 行けと妻」に決定した。

【一覧】第34回『サラ川』TOP10 コロナ禍や流行りのエンタメまで

 今年は、コロナ禍で上司と家族の間で板挟みになっているサラリーマンの悲哀をユニークに詠んだ作品が見事グランプリを獲得した。今や新たな生活様式の一つとして定着したテレワーク。出社不要とはいえ、良いことばかりでは無いようだ。このご時世のサラリーマンの世知辛さを五・七・五で巧みに表現した一句に「状況がイメージでき、クスッと笑えた」といった共感の声が寄せられた。

 そのほかにも“Web会議”や “特別定額給付金”をテーマにコロナ禍ならではの出来事をユニークに詠んだ作品もランクイン。また、日本中で話題となった人気アニメとかけて夫婦の関係性を詠んだ作品も多くの支持を集め、見事ベスト10入りを果たした。

■第34回サラリーマン川柳コンクール 全国投票結果(ベスト10)
順位/作品/雅号/年齢/性別

第1位「会社へは 来るなと上司 行けと妻」(なかじ 30代/男性)
第2位「十万円 見る事もなく 妻のもの」(はかなき夢 30代/男性)
第3位「リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”」(リモートの達人 50代/男性)
第4位「嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!」 (鬼嫁一家 30代/男性)
第5位「じいちゃんに JY.Parkの 場所聞かれ 」(けぇぽっぷ 40代/女性)
第6位「我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジイ)」(松庵 50代/男性)
第7位「お父さん マスクも会話も よくずれる」(さごじょう 30代/男性)
第8位「YOASOBIが 大好きと言い 父あせる」(テンビ 50代/男性)
第9位「お若いと 言われマスクを 外せない」(エチケット 50代/男性)
第10位「抱き上げた 孫が一言 密ですよ」(白いカラス 60代/男性)

 今回は、新世代通信技術5Gとかけて、職場の様子をユーモアたっぷりに詠んだ作品が全世代共通でベスト3にランクイン。「上手い! 面白い!」といったコメントが寄せられた。あらゆるものをつなぐ新技術5G。現在は世界規模で導入が進められており、グローバル携帯事業者団体GSMAは、2025年までには世界人口に対する5G回線カバー率は、3割に達すると予測。今後の動向に注目が集まっている。また、夫婦の関係性を人気アニメとかけて詠んだ川柳は20代~50代共通でベスト3入り。妻に頭が上がらない、そんな夫の想いを詠んだ句は世代を超えて多くの共感を集めた。

■20代・30代のベスト3
第1位「嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!」 (鬼嫁一家 30代/男性)
第2位「我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジイ)」(松庵 50代/男性)
第3位「リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”」(リモートの達人 50代/男性)

■40代・50代のベスト3
第1位「会社へは 来るなと上司 行けと妻」(なかじ 30代/男性)
第2位「嫁の呼吸 五感で感じろ! 全集中!!!」 (鬼嫁一家 30代/男性)
第3位「我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジイ)」(松庵 50代/男性)

■60代以上のベスト3
第1位「会社へは 来るなと上司 行けと妻」(なかじ 30代/男性)
第2位「我が部署は 次世代おらず 5爺(ファイブジイ)」(松庵 50代/男性)
第3位「十万円 見る事もなく 妻のもの」(はかなき夢 30代/男性)

 また、40代~60代以上の世代では今年のグランプリ作品「会社へは 来るなと上司 行けと妻」が最も支持を集める結果となった。働き方改革の一環として、テレワークを導入する企業は増加傾向に。コロナの影響で導入企業はさらに増え、テレワーカーの割合も年々増えている。特殊な状況で、突然始まったテレワーク。なるべく出社させたくない上司と会社で仕事をして欲しい家族、その両者の間で板挟みになっているサラリーマンの姿を巧みに表現した一句は、グランプリにふさわしい作品といえる。

 なお、第一生命ホームページでは、漫画家やくみつる氏・川柳作家やすみりえ氏からの総評に加えて、ベスト10作品の投票理由なども併せて発表している。