俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心』シリーズの全5作が「第24回上海国際映画祭」ムービーフランチャイズ部門にて招待上映されることが25日、発表された。2016年に新設された本部門で、日本の実写映画が上映されるのは初の快挙となる。

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 シリーズ作品のみが招待される同部門では、これまで『007』シリーズ、『マーベル』10周年記念上映、『ミッション・インポッシブル』シリーズ、『トイ・ストーリー』シリーズ、『メン・イン・ブラック』シリーズ、『ハリー・ポッター』シリーズとハリウッドの大作が上映されてきた。

 『るろうに剣心』シリーズにとっても、海外で初のシリーズ一挙上映で、現在公開中の『最終章 The Final』と『The Beginning』(6月4日公開)は、今回が初の海外上映となる。

 同映画のプログラミング・ディレクターの徐昊辰氏は「1作目から10年、同じチームで一緒に戦って、進化して、作り上げた映画『るろうに剣心』シリーズは、次元の壁を突き破り、日本映画の可能性を斬り開いた。さらに東洋武術をメインにしたすさまじいアクションは、ハリウッド映画とはまったく違い、東洋ならではの“究極”のエンタテインメント! 素晴らしい作品、本当に謝謝でござる!」と本作の上映を歓迎した。

■キャスト・監督コメント
・佐藤健(緋村剣心役)
アクションは当然ですけど、登場人物全員が持っている、武士の心といいますか。それはきっと剣心やサムライ達だけじゃなく、女性の登場人物とかも、(原作者の)和月(伸宏)さんの描かれるキャラクターは、全員に共通した芯の強さを持っていると思うので、そういうところを日本の昔ならではの美術と合わせて楽しんでもらえたらうれしいなと思います。

・有村架純(雪代巴役)
圧倒的なアクションと映像美と迫力、あとは出演されている方々のエネルギーみたいなものが、何の弊害もなくそのままストレートにぶつかってくるというか、それぐらいの勢いを感じる作品です。実際に『The Beginning』で初めて参加させていただいた時に、これまでの現場がどういったように進んでいたかわからないんですけど、(大友啓史)監督が全然違った作品になるということをおっしゃっていて、それが『The Beginning』ではドラマチックに、より心情の部分を表現するということだったので、自分は初めて参加させてもらった「るろうに剣心」の雰囲気としては、とても静かで丁寧に一歩ずつ撮影していったという感覚です。

・江口洋介(斎藤一役)
日本では『The Beginning』が最後に公開されますけど、『The Beginning』から見るのが1番いいのかなと思います。上海のアクション映画『グリーン・デスティニー』もワイヤーアクションで世界にはすごい映画がいっぱいありますけど、日本の様式美と美意識は、中国の時代劇とは違う世界観が、色々な部分に散りばめられていると思いますので、その辺りを侍映画と思って見てもらえたらうれしいですね。

・大友啓史監督
いろいろなスタイルをミックスした、「るろ剣」ならではのソードアクション。剣のひと振りひと振りに、登場人物たちそれぞれのエモーションが感じられると思います。と同時に、剣心という魅力的な主人公をめぐる濃厚な「贖罪」(しょくざい)のドラマですね。そしてそれらを支える美術や撮影、音楽など、一作一作ごとに新たな機材や手法も取り入れ、まったく違う挑戦を重ねてきました。完結作『The Beginning』に向かって、どんどんパワーが加速していきます。日本製のエンターテイメントを存分に味わってほしいですね。