突如現れた彗星による世界崩壊までの48時間を、リアリティにこだわり、最新VFX映像で描く、ディザスターアクション映画『グリーンランド―地球最後の2日間―』が、6月4日より公開される。このたび、地球に衝突するかもしれない天体の発見・監視をしている「日本スペースガード協会」の三輪田真氏が、「この映画のように地球に隕石が落ちてきたら」を超真面目に検証・解説する特別映像が解禁された。

【動画】日本スペースガード協会が徹底解説する特別動画

 「映画で最初に落下するスタジアム級の隕石が実際に落ちてきたら数百キロにわたって大きな被害が出る可能性がある」と語る三輪田氏。地球に過去、実際に隕石が落ちてきた事例としてツングースカ大爆発(1908年、ロシア)は、「東京都の面積ぐらいの被害が出た」と例に挙げる。本作が誇大表現ではなく、現実に起こりえるリアリティを追及したディザスター映画であることを実感できる映像になっている。

 さらに、「恐竜を絶滅させた隕石は直径10キロ。そのとき地球はどうなっていたか」「隕石の接近がわかったとき、人類はどうしたらいいのか」と、現実世界で主人公らと同じ状況に陥ったときの対処法も伝授。「現在、人類の存続を脅かすような天体はあるのか」「実際に隕石が来るときに備えておくべきこと」など核心をついた問いにも答えてくれている。

 本作では、突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突。各国の大都市が破壊され、恐竜を絶滅させた同程度の大きさの隕石が48時間後に落ちてくることが判明。巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間に迫る中、政府に選ばれた人々の避難が始まり、建築技師の能力を見込まれたジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)と、その妻、アリソン(モリーナ・バッカリン)と息子のネイサン(ロジャー・デイル・フロイド)も避難所を目指して輸送機に駆けつけた。

 しかし、離陸直前にネイサンの持病により受け入れを拒否され、家族は離れ離れになってしまう。ジョンが必死で妻子を探す中、誘拐されて医療処置を必要としているネイサンの救出に走るアリソン。人々がパニックに陥って無法地帯と化していく状況と闘いながら、生き残る道を探すギャリティ一家は、やがて人間の善と悪を目の当たりにする…。

 主演のジェラルド・バトラーは、『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズ、『ハンターキラー潜航せよ』などに出演。プロデューサーとしても参加した本作では、これまでに演じてきたタフなヒーローではなく、どこにでもいるごく普通の父親を熱演。「主人公のジョンは優秀な建築技師なだけで、『ヒーローが彗星をぶっ飛ばす』というような物語ではないんだ。全ての人が平等に困難に直面するスペクタクルの中で、誰がヒーローで臆病者なのか、人間の本質が明らかになるんだよ」と語る。

 リアリティを追求した本作では、『ヒューゴの不思議な発明』でアカデミー賞を受賞したVFX スタジオ・PIXOMOND のディザスター描写も、ハイウェイに降り注ぐ隕石群や、衝撃波に吹き飛ばされる主人公等、日常の中のスペクタクルを追求して、あくまで緊迫のドラマを盛り上げる脇役として効果をあげている。ジェラル
ド・バトラーとは『エンド・オブ・ステイツ』以来の再タッグとなるリック・ローマン・ウォー監督が、痛快なアクションから一転してリアリティあふれる世界を
描いた本作を「道徳的にグレーで、人を試すような状況の中に、登場人物を置くんだ。善良な人々が、生き残ろうと必死になった時に極悪非道になる様子を描いているんだよ」と語る様に“そのとき何ができるのか?”を観客に問いかける、これまでのディザスタームービーとは一線を画す作品として緊迫感が高まる映像となっている。