NHKで放送中の連続テレビ小説『おちょやん』(月~土 前8:00 総合/前 7:30 BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)。4月30日放送の第21週・第105回で、女優になった千代(杉咲花)に花籠を送り続けていた人物が明らかになった。

【写真】花籠シーン集めました

 一平(成田凌)と離婚し、舞台上で泣いてしまったことから“女優失格”と自らを戒め、鶴亀新喜劇からこつ然と姿を消した千代。行くあてのない千代が出会ったのは、幼い頃に、父・テルヲが連れてきた継母・栗子だった。

 栗子は、三味線を弾くばかりで家事をせず、千代と対立。テルヲとの子どもができたことから、千代を奉公へ出した。そんな栗子と姪の春子(毎田暖乃)と3人で暮らしはじめた千代。1年ほど経ったある日、NHK大阪局からラジオドラマ出演の依頼が舞い込む。相手役の花車当郎(塚地武雅)や脚本家の長澤誠(生瀬勝久)も訪ねてきても固辞してきた千代だったが、女優に復帰することを決意する。

 そんな千代に花籠を手渡ししたのが栗子だった。「名乗るつもりはなかった」「償いで花籠を送っていたんじゃない」と、これまで花籠を送り続けた思いを語った栗子。実は成長した千代を見守り続けていたのだ。

 栗子役の宮澤は「最初にディレクターさんから言われたことだったんです。『栗子は千代のまま母だけど、いずれ“紫のバラの人”(『ガラスの仮面』の登場人物)のように、ずっと花籠を送り続ける人なんですよ』って」と、舞台裏を明かしており(公式サイトに掲載)、「同じ女性として、しかも芸事をかじった人間として「頑張ってほしい」と思う気持ちが素直に表れたものだと思います」と栗子の思いを代弁している。

 放送後、SNSでは「紫のバラの人」がトレンド入り。美内すずえ氏の漫画『ガラスの仮面』の新刊・進展を待ちわびるファンを勘違いさせた一面もあるが、《「紫のバラの人」ってだけで「デビューからいい時も悪い時も応援し続ける匿名のファン」みたいなニュアンスが伝わるから便利》《ガラスの仮面は偉大》といった投稿も見られた。

■「花籠の人」に関する出来事

○第40回(1月29日)
初めて花籠が撮影所に届く(守衛さんが持ってきてくれた。小暮からプロポーズされる。芝居をやっていくことを決意)

○第47回(2月9日)
鶴亀家庭劇初日、岡安に花籠が届く。シズ「ちゃんと応援してくれる人がいるんやな」と声をかける。SNSで「紫のバラの人」は誰かという予想合戦が活発化。「千鳥さん」「テルヲ」「ヨシヲ」といった名前があがる。

○第60回(2月26日)
花籠の人はヨシヲではないことが明らかに(本人が否定)。

○第70回(3月12日)
万太郎一座とチャップリンをかけた芝居対決の千秋楽の後に届く。「いつも誰かが見てくれてはるというはうれしいと同時に身が引き締まる」と千代。

○第75回(3月17日)
テルヲが亡くなる。

○第95回(4月16日)
鶴亀新喜劇旗揚公演初日の前日に花籠が届く。寛治(前田旺志郎)が家に持ってきた。花籠が届いたことからテルヲではない。送り主も無事戦争を生き抜いたことがわかり、千代は安堵する。

○第96回(4月19日)
鶴亀新喜劇旗揚げから1年。千代と一平の家には新しい花籠が。千代は花籠の人の話をして劇団をやめるといいだした灯子を説得しようとするが…。

○第105回(4月30日)
栗子が名乗り出る。

※記事初出時、第95回が抜けていましたので加筆、第96回を修正しました。