2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(作:三谷幸喜)の第三次出演者発表が27日、公式ツイッターなどで行われ、俳優の田中泯(東京都出身)が藤原秀衡(ふじわらのひでひら)役で出演することが明らかになった。『龍馬伝』(2010年、吉田東洋役)以来、2回目の大河ドラマ出演となる。配役が発表される13分前に公式ツイッターに投稿されたのは「九郎よ、どうせ止めたとて、行くのであろう」。九郎とは源義経のこと、本作では菅田将暉が演じる。

【画像】2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』相関図(2020年11月20日時点)

 小栗旬が主演を務める来年の大河は、華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に権力の座を巡る男たち女たちの駆け引き、源頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした二代執権・北条義時がいかにして武士の頂点に上り詰めたのか、を描いていく物語。これまでに菅田、大泉洋、新垣結衣、中川大志、小泉孝太郎、南沙良、佐藤浩市、西田敏行らの出演が発表されている(発表済みキャストは下段)。

 今回、田中が演じる藤原秀衡は「簡単に言うと教科書に出てくるような人物で、僕自身がより理解を深めたい。いろいろな役を演じる上で当然のことながらそれが自分にとっての大きな利益になる。また、『東北』ということも僕にとって大き
な鍵になることです。義経がらみの民俗芸能が多く残っている。僕はダンスを生きてきた人間なので地域に残っている伝統芸能、民俗芸能をたくさん見てきましたし、とても興味を持っています、いや、興味以上と言ってもいいかもしれません」と、東北地方を支配していた奥州藤原家の最盛期を出現させた三代目当主を演じることに意欲十分だ。

 大河ドラマに対しては、『龍馬伝』での吉田東洋役が「僕にとって大きな経験だった」と語っており、「僕の場合は演技をする上でも、その空間性が重要かもしれません。単純に書くとどういう人が集いどういうエネルギーが現場に流れているのか、それは具体的に僕のカラダに影響を及ぼすからです。そういう意味で龍馬伝の空間は僕には生きやすい現場となっていきました。命短い役でしたが生き生きしていたのを鮮明に覚えております」。『鎌倉殿の13人』が、『龍馬伝』以上の経験となることを期待してやまない。

 三谷作品は初参加で「舞台などは拝見したことがあります。ただ、数多くの活動をされてきた三谷さんに対して知っているとはとても言い難いので、知らないと言った方が正しいかと思います。僕のような人間が三谷作品に出ることは、自分としてもと ても不思議なことです。ただただ楽しみにしています」と話している。

 また、藤原秀衡にとって最重要人物である源義経を演じる菅田とは、映画『アルキメデスの大戦』で共演したことがあり、菅田のコンサートも観に行く仲。「僕が勝手にかもしれませんが『仲良し!』だと思ってます(笑)。単純に誰がみてもそうなんじゃないかな…とてもとても期待されるべき人だと思ってます。僕にとっては心から『頑張れ』って言いたくなる青年です!」と、本作での共演が楽しみで仕方ないようだ。

■発表済みキャスト(★=大河ドラマ初出演)

【北条家】
北条義時…小栗旬
北条政子…小池栄子
北条宗時…片岡愛之助
阿波局…宮澤エマ★
北条時政…坂東彌十郎★
牧の方…宮沢りえ

【源氏】
大姫…南沙良★
源行家…杉本哲太
源頼家…金子大地★
阿野全成…新納慎也
源範頼…迫田孝也
源義経…菅田将暉
源頼朝…大泉洋

【平家】
平清盛…松平健
平宗盛…小泉孝太郎

【坂東武士】
比企能員…佐藤二朗
畠山重忠…中川大志
安達盛長…野添義弘
三浦義村…山本耕史
和田義盛…横田栄司
伊東祐親…辻萬長
土肥実平…阿南健治
梶原景時…中村獅童

【幕府官僚】
大江広元…栗原英雄
三善康信…小林隆

【第二次出演者発表】
八重…新垣結衣★
上総広常…佐藤浩市
後白河法皇…西田敏行

【第三次出演者発表】
藤原秀衡…田中泯
亀…江口のりこ
武田信義…八嶋智人
三浦義澄…佐藤B作
丹後局…鈴木京香