アニメ『幽☆遊☆白書』浦飯幽助役などで知られる声優・佐々木望が24日、都内で行われた爆音映画祭『AKIRA 4Kリマスター版』舞台あいさつに登場した。昨年3月に東京大学法学部を卒業したことを報告したが、突然の発表だったため声優業界で大きな反響があったことを明かした。

【画像】足を組みクールな表情を見せる佐々木望

 佐々木は昨年3月に自身のツイッターにて「私事で恐縮ですが、このたび東京大学法学部を卒業しました。声優の仕事のかたわら通学と勉強をしてきました。センター試験から大学卒業まで、長かったようでとても短く感じます。濃密で豊かな時間でした。学べる環境にいられた幸せに深く感謝し、声の仕事を今後も頑張ってまいります!」と報告。2013年に入学し仕事と両立しながら7年かけて同大学を卒業したことに、当時は大きな話題となった。

 この日はその話題について触れ「『(仲間から)何をやっているの?』と卒業するまで(大学に通っていたことを)発表していなかったので、発表した時に同業の方や関係者の方から電話がかかってきて、『何をやっているの!? ニュース見た』と。びっくりしたそうで、『どこに行くのあなた?』と言われて、『どこにも行きませんよ!』と。強調しないと声優を辞めてどこかに行くのではと思われたら不利益だなと思ったので、ここでも強調します」と笑いながら当時の反響を伝えた。

 受験した理由は「声優デビューした時は若かったので、世の中を知らないまま業界に入った。この業界しか知らないわけで、社会人ですが、この業界以外を知らない。自分は『何も知らないんだな~』と思っていて、物事について本で調べることは好きだったのでちょっと受験をしようと思いました」と経緯を説明。

 受験勉強については「勉強は楽しい」とし、「『絶対に入らなきゃ!』『何年後にこうして…』と決めちゃうと、できなかった時が悲しいじゃないですか。自分は『いつかは入れるだろう』『受験勉強面白い』と、知らないことを勉強していれば『いつか合格するだろう』と思っていました」と打ち明けた。

 そして見事合格して「仕事の飽き時間にキャンパスに行き授業を受けていました。空き時間は全部大学に行っていたので、遊ぶ時間がなくなりましたねー」と笑いを誘った。

 『AKIRA』は、1982~90年にかけて『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載、88年に劇場アニメ化された作品で、本格SFアクションとして一大ブームになった作品。物語は、1988年に関東地区で「新型爆弾」が使用されて第三次世界大戦が勃発した、31年後の2019年が舞台。東京湾上に構築されたメガロポリス・ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控えるなど、かつての繁栄を取り戻しつつある中、不良少年グループのリーダーである主人公・金田や、過度の人体実験により新たな「力」に覚醒した仲間の鉄雄の姿が描かれる。