俳優・玉木宏(41)が主演するドラマ『桜の塔』(毎週木曜、後9:00)。第2話がきょう22日に放送される。脚本を務める武藤将吾氏と田村直己監督が取材会を開催し、作品の見どころなどを語った。

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 『桜の塔』は、桜の代紋を掲げる警視庁を舞台に、その頂点=警視総監の座をめぐり、激しい出世バトルを描いていくストーリー。幼少期の“ある出来事”が火種となり、権力を手に入れることを渇望するようになった警視庁捜査共助課の理事官・上條漣を玉木が演じている。

また、アニメ『ドラえもん』スネ夫役、『鬼滅の刃』風柱・不死川実弥役などで知られる声優・関智一(48)も出演し、警視庁刑事部捜査一課のトップ=捜査一課長・牧園隆文役を務めている。関はテレビアニメ版、玉木は実写ドラマ版で、それぞれ『のだめカンタービレ』の主人公・千秋真一を演じていることから、夢の“千秋先輩”共演が実現し、SNSでは初回から大きな話題となった。

 武藤氏は、『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』、『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』など、SNSで大きな話題を呼んだドラマの脚本を務めてきた。ドラマを作る時にSNSの反応を気にするのか問われた武藤氏は「どういう反応かは見つつ、最初から描くことが決まっている。そこによってストーリーを変えることはない。ここで盛り上がるんだとか、こういうところは意外と盛り上がらないんだとか(笑)。これから物語を作る上で糧になるという意味で非常に大きいですね。見てくださる方の感想は励みになるので力になりますね」と作品との向き合い方を語ると「『3年A組』だと、生徒の恋愛模様とかで盛り上がって、みたいな。自分としてはある種の箸休め的に書いたシーンが、影響があったりします」と明かした。

 続けて「今回だと僕自身もびっくりしたんですけど牧園ですよね。牧園課長の反響、そして演技のうまさ。もうびっくりしました」と目を丸くする。田村監督も「びっくりしましたね。キャスティングはプロデューサーがした。あまり声優の方とお仕事を一緒にすることはないのですが、あんなに反響があるとは思わなかった。しかも、いい人。(現場で)スネ夫の声もやってくれるんですよ」と同調する。

現場で、ムードメーカーのような役割もしながら芝居に向き合う姿勢は本物。「本当にマジメで芝居が大好きというのがにじみ出ている。楽しんでいらっしゃる。自分以外のシーンも見ている。お芝居が好きなんだなという感じがしますね」と田村監督は立ち振る舞いを絶賛していた。

 また、W千秋は意図的なものか聞くと「偶然です」とプロデューサーは明かし、取材会は笑いに包まれていた。

■『桜の塔』第2話あらすじ
 銀行強盗事件で手柄を立てた警視庁捜査共助課の理事官・上條漣(玉木宏)は、1日おきに女性たちが矢で襲われるも負傷者はゼロ…という奇妙な連続通り魔事件の捜査指揮を担当。さらに、同期である警備部所属の新垣広海(馬場徹)と警務部所属の馳道忠(渡辺大知)と共に、警視正への昇進候補者にも選ばれる。だが、警視正のポストの空きは2人分。3人それぞれの上司である刑事部長・千堂大善(椎名桔平)と、警備部長・権藤秀夫(吉田鋼太郎)、警務部長・吉永晴樹(光石研)は、警視総監・荒牧雄彦(段田安則)に推薦すべき人物を絞るため会議を開くが、いつしか派閥同士の小競り合いに発展し、話し合いは難航。すると、荒牧が「1週間後に投票で決めよう」と、前代未聞の提案をしてきた。しかし投票者の半数は、吉永率いる「東大派」と権藤率いる「薩摩派」の2派閥に属する者で占められている。言わずもがな、「外様派」である千堂の下にいる漣には極めて不利な状況だった…。それでも野心をたぎらせる漣。彼は連続通り魔事件が社会的に大きな反響を呼べば、捜査指揮をとる自分の評価も上がるとにらみ、静かなる闘志を燃やす。