5月21日公開の映画『いのちの停車場』(主演:吉永小百合)のためにギタリスト・村治佳織が作曲したエンディングテーマに、小椋佳が詞をつけた楽曲、応援歌「いのちの停車場」を西田敏行が歌うことが発表された。西田のレコーディング風景と本編の印象的なシーンをちりばめた特別映像も解禁された。

【動画】「いのちの停車場」西田敏行が歌う応援歌

 昨年11月に亡くなった本作の製作総指揮である東映グループ元会長・岡田裕介さんが、「人生」と言うテーマを表現したエンディングテーマの作曲を村治に直接オファー。映画のエンディングとして流れる楽曲は、いのちのあり方を観客に問いかける映画の余韻を味わえるよう「歌詞のない女声のヴォーカリーズ」として作曲された。

 しかし、岡田さんが完成した楽曲を聞いた際に、その旋律の美しさに感動。この楽曲に歌詞をつけ、映画のテーマでもある「掛け替えのないひとつひとつの命を鼓舞する」応援歌として届けられないかと発案し、旧知の友の小椋に作詞をオファーしたのだった。

 このような経緯で生まれた楽曲の歌い手として、岡田さんは西田に歌唱を依頼。劇中ではまほろば診療所の院長として、吉永演じる医師・咲和子に寄り添い、ともに最後のいのちの輝きへの向き合い方を導く仙川を演じた西田。仙川としてももちろんのこと、今まで演じてきた役を通してさまざまな人生を送ってきた西田だからこそ表現できる、力強くも優しく包み込んでくれるような一曲が完成した。

 レコーディングは3月末に実施され、作曲を担当した村治も立ち会った。その歌声を聞き感動した村治は、「今ここでセッションをしたい」と熱望するほど。「レコーディングで初めてお会いした際に“役者の歌ですから”とおっしゃっていたのが印象的でした。演じることを極めておられる西田さんの、曲を表現する力に圧倒されました。音に乗せて、言葉ひとつひとつに命を吹き込むとはどういうことかを目の当たりにしました」とコメント。西田以外にこの楽曲に最初に新たな命を吹き込む人はいない、と太鼓判を押した。

 西田は、楽曲に対し「小椋さんの詩は、まさにこの映画で言いたいことをそのまま込められているような本当に素晴らしい散文詩で、村治さんの音の紡ぎ方もとても素晴らしくデモテープで感動しました」と言い、さらに「皆さんにパワーをお届けできる素敵な楽曲になったと思います。この映画のテーマ『いのち』『人生』の中にある、希望を感じていただけたらと思います」と自信をのぞかせた。

 主演を務める吉永は、「優しくて、温かくて、その上力強い西田さんの歌声に圧倒されました。“厳しい状況に負けないで。”と私たちみんなを応援してくれる曲です」と、コメントを寄せている。

 応援歌「いのちの停車場」は5月19日発売の映画『いのちの停車場』オリジナル・サウンドトラックに収録される。

■西田敏行のコメント(全文)
 岡田裕介会長が「小椋佳さんに詩をお願いして、村治さんに曲をつけてもらって、歌は西田に歌わせてくれよ」と生前におっしゃっていました。どこか裕介さんの遺言のような気持ちがしながらも、精一杯やらせていただきました。小椋さんの詩は、まさにこの映画で言いたいことをそのまま込められているような本当に素晴らしい散文詩で、村治さんの音の紡ぎ方もとても素晴らしく、感動しました。最初に受けた感動をそのまま持ち、レコーディングに挑みましたが、歌い終わるとみなさん感動した面持ちで入ってこられて、「素敵です!」とおっしゃっていただいたので、自信を持ちました。皆さんにパワーをお届けできる素敵な楽曲になったと思います。この映画のテーマ「いのち」「人生」の中にある、希望を感じていただけたらと思います。

■村治佳織のコメント(全文)
 西田さんが歌唱してくださると聞いて、天国の岡田会長からの最高のプレゼントだと思いました。エンディングテーマでのAyakoさんの素晴らしい歌唱についで、言霊が加わったこの曲に新たな命を吹き込んでいただく最初の方として、西田さん意外には考えられません。レコーディングで初めてお会いした際に“役者の歌ですから”とおっしゃっていたのが印象的でした。演じることを極めておられる西田さんの、曲を表現する力に圧倒されました。音に乗せて、言葉ひとつひとつに命を吹き込むとはどういうことかを目の当たりにしました。

■吉永小百合のコメント(全文)
 優しくて、温かくて、その上力強い西田さんの歌声に圧倒されました。“厳しい状況に負けないで。”と私たちみんなを応援してくれる曲です。