2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(作:三谷幸喜)の第二次出演者発表が15日、公式ツイッターなどで行われ、俳優の西田敏行 (福島県出身)が後白河法皇役で出演することが明らかになった。同日発表された佐藤浩市に続いて、西田もまた三谷作品の常連ともいえる。大河ドラマも14回目の出演となる。

【画像】2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』相関図(2020年11月20日時点)

 「オファーがあってから、後白河法皇という人物に興味が湧いてきました。私なりのアタックの仕方で、一般的な後白河法皇とはイメージが違うかもしれないけど『俺が演じた後白河法皇が真実だ』、というくらいリアリティをもって演じたい。三谷さん流のアイディアと独特のユーモアセンス、歴史観、人生観が相まった脚本になってくると思います。役者としてフィールドを広げ、堂々と受けて立ちたい」とコメントし、73歳にしてなお意欲的だ。

 後白河法皇は、平清盛に幽閉されて院政を停止され、源頼朝に助けを求める“日本一の大天狗”。三谷氏は「『スター・ウォーズ』でいうところのレイア姫。ダース・ベイダーである平清盛に対し、ルーク・スカイウォーカー的な頼朝に助けを求める」と、説明していた。

 大河ドラマ出演は、1972年の『新・平家物語』に初出演以来、14回目。1990年の大河ドラマ『翔ぶが如く』では西郷隆盛役で主演。2018年の『西郷どん』で語り&出演をして以来となる。「1年というスパンで物語を紡いでいくのは世界に類を見ないもの。そういうモノづくりの時間が日本にはまだ存在するという事実。これまでそういう矜持、誇りを持って毎回スタジオ入りしてきました。大河にはたくさん出演しましたが、どれも思い出深い」といい、先日亡くなった橋田壽賀子さんが脚本を手がけた『おんな太閤記』(1981年)について思いを馳せた。

 「ホームドラマ的要素が強くて、ねねたちとファミリアを明るく演じる一方、出世とともに家族とは望まない方向にいってしまう秀吉を演じました。臨終のシーンでは原点に戻り、庭でミミズを愛でながら死ぬアイディアを提案したら橋田壽賀子さんがそのように書いて下さった。『ゴッドファーザー』の恐るべきドン・コルレオーネ、マーロン・ブランドが、孫と遊んでいる最中に庭で倒れるのと同じイメージですね。権力を手にしていくのと同時に何かを失っていくのは、今回の北条家の物語にも通じるものがありますね」と、後白河法皇役と重ねた。

 縁が深い三谷作品については、「大河『真田丸』は一観客として楽しみましたが、これまでは三谷さんならではのバタ臭いアメリカン・コメディのニュアンスの強い作品に出てきました。ステキな金縛り』も戦国武将役といいつつ、かなり現代的な武将だったので(笑)、アドリブもたくさん入れつつ自由にやらせてもらったので実に楽しかった。やはりそういうコメディは彼の真骨頂だと思います」と、本作にも期待。

 主演の小栗旬とは『信長協奏曲』で共演。その時の印象は「手足の長い自由な奴!」だったといい、「自分を縛り付けず、マインドを解放している自由さに好感を持ったのを覚えています。今回も期待しています」と、クランクインを心待ちにしている。

■発表済みキャスト(★=大河ドラマ初出演)

【北条家】
北条義時…小栗旬
北条政子…小池栄子
北条宗時…片岡愛之助
阿波局…宮澤エマ★
北条時政…坂東彌十郎★
牧の方…宮沢りえ

【源氏】
大姫…南沙良★
源行家…杉本哲太
源頼家…金子大地★
阿野全成…新納慎也
源範頼…迫田孝也
源義経…菅田将暉
源頼朝…大泉洋

【平家】
平清盛…松平健
平宗盛…小泉孝太郎

【坂東武士】
比企能員…佐藤二朗
畠山重忠…中川大志
安達盛長…野添義弘
三浦義村…山本耕史
和田義盛…横田栄司
伊東祐親…辻萬長
土肥実平…阿南健治
梶原景時…中村獅童

【幕府官僚】
大江広元…栗原英雄
三善康信…小林隆

【第二次出演者発表】
八重…新垣結衣★
上総広常…佐藤浩市
後白河法皇…西田敏行

■概要
 華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に権力の座を巡る男たち女たちの駆け引き──源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男 二代執権・北条義時。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都鎌倉を舞台に繰り広げられる、パワーゲーム。義時は、どんなカードを切っていくのか──。