2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(作:三谷幸喜)の第二次出演者発表が15日、公式ツイッターなどで行われ、俳優の佐藤浩市 (東京都出身)が上総広常(かずさ・ひろつね)役で出演することが明らかになった。三谷作品の常連ともいえる佐藤は、大河ドラマも三谷氏による『新選組!』(2004年)以来、4回目の出演となる。

【画像】2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』相関図(2020年11月20日時点)

 上総広常とは、上総・下総(現在の千葉県中~北部)に領地を持つ豪族で、源頼朝の挙兵に応じた“坂東(関東)の巨頭”。三谷氏は「上総広常は、あまり知られていない方。鎌倉幕府を作ったのはこいつではないか、と言ってもいいくらいなのに、歴史に残っていないのはなぜなのか、というところも楽しんでもらいたい」と、この人物の見どころをアピールしている。

 佐藤は「房総半島の豪族・上総広常といっても、ピンとくる方は多くないでしょう。私自身もそうでした。当時、それぞれの地で彼らのおかれていた立場、関東の豪族たちのヒエラルキーなど、そこにある面白さや悲哀をうまく見せられたらと思っています。特に今回は三谷さんが書かれているので、上総についても一筋縄ではいかない人物を書いてくれるはずです。大河ドラマへの出演は 『 新選組! 』 以来ですから、そのときに演じた芹沢鴨以上に魅力的な役にできるように腐心させていただきます」と、意気込んでいる。

 大河ドラマの出演歴は、『新選組!』のほかに、『翔ぶが如く』(1990年)坂本竜馬役、『炎立つ』(1993年-94年) で平安時代後期の武将・源義家役がある。映画『THE 有頂天ホテル』『ザ・マジックアワー』『清須会議』『ギャラクシー街道』、『記憶にございません!』、ドラマ『オリエント急行殺人事件』など、三谷作品には欠かせない存在でもあり、佐藤も「書くのが速い方ではないのに、何故また長い長い大河を引き受けたのか不思議でならない(笑)。やっぱり時代の節目を描くことがお好きなのではないでしょうか。歴史の転換点にいた人物たちが、そこでどう抗って、どう時代を切り開いたのか、というロマンを見事に描く方だと思います」と、親しみを込めて本作への期待を語っている。

■発表済みキャスト(★=大河ドラマ初出演)

【北条家】
北条義時…小栗旬
北条政子…小池栄子
北条宗時…片岡愛之助
阿波局…宮澤エマ★
北条時政…坂東彌十郎★
牧の方…宮沢りえ

【源氏】
大姫…南沙良★
源行家…杉本哲太
源頼家…金子大地★
阿野全成…新納慎也
源範頼…迫田孝也
源義経…菅田将暉
源頼朝…大泉洋

【平家】
平清盛…松平健
平宗盛…小泉孝太郎

【坂東武士】
比企能員…佐藤二朗
畠山重忠…中川大志
安達盛長…野添義弘
三浦義村…山本耕史
和田義盛…横田栄司
伊東祐親…辻萬長
土肥実平…阿南健治
梶原景時…中村獅童

【幕府官僚】
大江広元…栗原英雄
三善康信…小林隆

【第二次出演者発表】
八重…新垣結衣★
上総広常…佐藤浩市
後白河法皇…西田敏行

■概要
 華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に権力の座を巡る男たち女たちの駆け引き──源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男 二代執権・北条義時。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都鎌倉を舞台に繰り広げられる、パワーゲーム。義時は、どんなカードを切っていくのか──。