「週刊少年ジャンプ」(集英社)史上最も異色な脱獄ファンタジーといわれる漫画(原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか)を実写映画化した『約束のネバーランド』のBlu-ray&DVDが5月19日に発売されるのに先駆け、スペシャル・エディションでしか観ることのできないビジュアルコメンタリーの一部、子供たちの前に立ちはだかる強敵、シスター・クローネの登場シーン、脱獄のため、密かに訓練を開始する子供たちのシーンを編集した動画が公開された。

【動画】ビジュアルコメンタリーの一部

 本作では、女優の浜辺美波が主人公エマを演じ、クールな少年レイ役を、映画『万引き家族』の好演が記憶に新しい城桧吏、リーダー格の少年・ノーマン役を『仮面ライダージ オウ』で注目を浴びた板垣李光人が演じた。そして、子供たちの母親代わりで孤児院を管理するイザベラ役で北川景子、イザベラの補佐役(シスター)・クローネ役で渡辺直美も出演している。

 一部が公開されたビジュアルコメンタリーは、経験者の浜辺のリードで収録が始まった。初めて長尺のビジュアルコメンタリー収録に挑む城と板垣は少し緊張気味だったが、子供たちが登場するたび「かわいい」と、笑顔が増えていく。山奥での 撮影、平川雄一朗監督の容赦ないダメ出しなど、大変だったけれど子供たちみんなで乗り越えた思い出話に花を咲かせた。ラストシーンの秘密やあの登場人物の秘話など、映画を見た後だからこそ楽しめるビジュアルコメンタリーとなっている。

■“戦い”は本番前から始まっていた…強敵シスター・クローネ

 楽園のような孤児院グレイス=フィールドハウスの“秘密“を知ってしまい、戸惑うエマたちの前に現れたママの補佐役シスター・クローネの登場シーンは、「よろしく」というあいさつだけでその場を圧倒する渡辺の存在感が改めて浮き彫りに。「ママほどは怖くないけど、やっかいな存在でした」と強敵クローネを語る浜辺。監督のお墨付きを得て渡辺が繰り出すコミカルな動きは、観客の笑いを誘っただけでなく、出演者にも影響。城も板垣も笑いをこらえるのに必死で、背中からのショットでも肩の震えを抑えるのに苦労したそう。撮影開始から既に子供たちとクローネの戦いは始まっていた!? プロデューサーによると、カットがかかった瞬間にママ(北川景子)も爆笑していたそうで、制作の裏側でもクローネは強敵だったようだ。

■「あれこそエマだ」原作者も認めたエマの走り

 自分たちだけでなく、すべての子供たちを連れて脱獄することを決意したエマたち。遊びを兼ねた訓練として子供たちを連れて鬼ごっこに出かける。子供たちを見送るクローネの表情の変化に笑いが抑えられない3人。緑豊かな森の中を颯爽と駆け抜けていく子供たちだが、実は足元はやわらかい土。足を取られて大変走りにくかったそう。走り方を教えるために高く足を上げなくてはならなかった浜辺は、「やってもやっても、足が上がってないと言われて…」と苦笑。その甲斐あって、この走りは「あれこそエマだ」と原作者に絶賛された。また、森の中に流れる小川の周りはぬかるんでおり、真っ白な衣装を汚すわけにはいかないことも大変だったとのことだ。

 Blu-ray&DVDスペシャル・エディションは、浜辺、城、板垣、さらに村瀬健プロデューサーが参加したビジュアルコメンタリーのほか、メイキング映像や未公開映像集(全8シーン)、公開記念特番などここでしか観ることのできない貴重な映像が収録される3枚組。“楽園”に囚われた子供たちと、首筋の認識番号を覗かせたクールな表情のエマ、レイ、ノーマンを配置したデジパック仕様のパッケージが、子供たちが図書館で見つけた脱獄への鍵となる本を模した三方背ケースに収められている。