映画作品と当時の記録映像から1970年代のアメリカをひも解く、異色の歴史エンタメ・ドキュメント『世界サブカルチャー史 欲望の系譜 アメリカ 幻想の70s』が、NHK・BSプレミアムで24日(後10:30~11:59)に放送される。番組ナレーションは、俳優の玉木宏が務める。

【写真】ナレーションを担当する玉木宏

 アメリカン・ニューシネマの代表作といわれる『イージー・ライダー』(1969年)、マフィア映画の金字塔『ゴッドファーザー』(72年)、サメ映画の原点『ジョーズ』(75年)、SFファンタジー大作『未知との遭遇』(77年)、 ダンス映画の傑作『サタデー・ナイト・フィーバー』(77年)、ベトナム戦争で心身共に深い傷を負った男たちの悲劇『ディア・ハンター』(78年)、承認欲求をこじらせた男の狂気と暴走を描いた『タクシードライバー』(78年)、戦争映画の傑作『地獄の黙示録』(79年)…。

 スティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラなどにより、70年代に作られた名作の数々は、半世紀が経とうとする今も映画人のみならず、さまざまなサブカルチャーに影響を与え続けている。 

 こうした名作が生まれた70年代のアメリカでは、何が起きていたのか? 映画、流行、社会風俗…、サブカルチャーから時代の欲望を読み解く旅が始まる。ベトナム戦争(1955年~75年)の傷跡の中、超常現象、オカルトブームが巻き起こっていた!? 全てはあの時始まった? 2014年に放送された『ニッポン戦後サブカルチャー史』、現在放送中のBS1スペシャル『欲望の資本主義』から連続する問題意識で、戦後サブカルチャーの震源地、70年代のアメリカの空気を浮き彫りにする。

 ナレーションを務めた玉木は「全世界のエンターテインメントの礎を築いたと言っても過言ではない、1970年代アメリカのサブカルチャー。アンダーグラウンドから見る文化史は、若者が抱く夢、勢いを同時に感じる事ができ、私自身の今、これからを見据え、褌(ふんどし)を締めてかかるような、活力が高まる刺激的な時間でした。ご期待下さい」と、コメントしている。