俳優の田中圭が5日、都内で行われた映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(5月7日公開)の完成披露イベントに参加。出演する古田新太のシーンの裏話を暴露した。

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 1998年、長野冬季五輪のラージヒル団体で日本初の金メダルを獲得した岡部孝信、斎藤浩哉、原田雅彦、船木和喜の4選手を裏で支えたテストジャンパーにスポットを当てた実話を描いたもの。田中は、94年リレハンメル大会のスキージャンプ団体で日本代表をけん引するも銀メダルに終わり、長野五輪では代表落選を味わった西方仁也氏を演じ、古田はコーチ・神崎幸一役で出演する。

 本来は昨年6月に公開予定だったが、約1年遅れで封切りを迎える。田中は「いろいろあって、公開が延期になって5月7日に公開すると決まったときはうれしかった」と思いの丈を語り「何事もなく普通に公開するのがよかったかもしれないけど、個人的には楽しみが1年伸びた。ワクワクする気持ち。楽しい1年をプレゼントしてもらった」と前向きにとらえていた。

 撮影の思い出を問われると田中は「心が動いたのは、最後にみんなが飛ぶところ。映画の西方は最後まで決断しない。見ている方もイラッとしたと思う(笑)」と撮影を振り返る。それでも「みんなが飛ぶ姿を見て、ずっと踏ん切りつかなかった気持ちが『行くしかない』に変わる。人との出会いが一番影響を受けると思っているんです。周りの人からもらったもので自分が変わっていく様を、お芝居を通してですけど体感できた。あそこのシーンの感動は覚えてます」と懐かしんだ。

 一番、好きなシーンについては「大先輩の古田新太さんとのシーン。トンネルの中で見合う。すっごい無言の間がある。あの人、僕の名前を忘れているだけですから」と暴露。共演陣が驚く中、飯塚健監督も「そうね。ギリギリOK」と笑顔で認めた。

 「すっごい間がある。あれがベテラン俳優の匠の技。新太さんは『西方』ってめっちゃ呼ぶのに3回ぐらい忘れた。その間は、ずっと見てるんです」と田中は古田のテクニックにうなりながらも「俺にはバレてるけどね。それがめちゃくちゃ好き。『ごめん、忘れた』とは一切言わない。でも、明らかに考えてる。見返すと西方としてはグッと来るけど、田中圭としてはクスッとくる。そんなほっこりシーンになってます」とニヤリとしていた。

 舞台あいさつには、山田裕貴、眞栄田郷敦、小坂菜緒(日向坂46)、西方仁也氏、原田雅彦氏も参加した。