女優の加藤小夏(21)が、映像配信サービス・dTVの総合エンターテインメントチャンネル「ひかりTVチャンネル+」で、先月26日から独占配信が始まったオリジナルドラマ『取り立て屋ハニーズ』に、高橋ユウ(30)、乃木坂46の掛橋沙耶香(18)とともにトリプル主演する。2日には第2話も配信され、話題に。そんな加藤に、初の主演作にかける思いや、さまざまな分野に活動の幅を広げている自身の“これから”を聞いた。

【全身カット】スラッとしたスタイルの加藤小夏

■初の主演も気負いなし「先輩方のように現場では真摯で」

 本作は、金と欲望渦巻く東京を舞台に、「闇金」という裏社会に生きる“美人三姉妹”が、悪質債務者からかれいに借金を回収する痛快エンターテイメント。雑居ビルにひっそりと佇む「ハニーズローン」で働く三姉妹の仕事は金を貸す事、そしてキッチリそれを回収すること。返済しない者は容赦なく地獄行き。そんな美しくも残酷な“ハニーズ三姉妹”と、彼女たちの元へ現れる金に目がくらんだ客とのリアルな人間模様を描く。

 三姉妹の長女・丹羽レイカ役は高橋、次女・シズカ役は加藤、三女・リリカ役は掛橋がそれぞれ演じる。初共演ながら息の合ったチームワークを見せる魅惑的な三姉妹となる。また、弓木奈於(乃木坂46)、森尾由美、とよた真帆、渡辺裕之らが脇を固めている。加藤演じるシズカは、昼は芸能事務所でマネージャーとして働き、(残念な)イケメン俳優の深瀬真(佐野和真)を担当。スポーツ万能で、借金を踏み倒そうとする客に対して時に暴力を振るうこともあったり(?)するキャラクターで、過去を振り返らず今しか見ていない存在となっている。

――初主演、おめでとうございます! 今の心境は

【加藤】現場では、いつも通りです。プレッシャーは感じずに楽しく過ごさせてもらっています。主演ですが、トリプル主演で、3人で1つ。全然、気負わずにできています。

――姉妹役ですが、ビジュアルは似ていますね

【加藤】ホントですか! 最初に顔合わせした時は『似てないので大丈夫かな?』と不安もありました。でも、画面を通して見ると『姉妹だ』と思えるようになりました。

――姉妹を演じる上で話し合ったことはありますか?

【加藤】深く話し合ったりはしていないです。掛橋さんは撮影が始まる直前に「小夏さんなら、どう演じますか?」と聞かれたんです。私、今までそういうことを聞かれたことがなかったんです。まさか聞かれていると思わなくて…。でも、掛橋さんは本読みの段階から素晴らしかったので「現場でやれば大丈夫だよ。違うところがあれば監督が教えてくれると思うし、大丈夫だよ」と。全然、教えるような立場ではないのですが…。

――そういうお話からも主演という感じがします。以前、『I’s』に出演した際に、主演の岡山天音さんから影響を受けたというお話もされていました。

【加藤】主演だから、作品を背負う立場だから、ではないのですが今まで見てきた先輩方のように現場では真摯(しんし)にお仕事と向き合っていたいなと思っています。

■アクションを初体験 楽しさも厳しさも体験「脳内がごっちゃごちゃ」

――シズカという役どころは

【加藤】最初は監督さんから「明るくムードメーカーな感じで」と言われたのですが、芸能事務所のマネージャー業もやっている。真くんの面倒も見なければいけないので、そういう時にはしっかりとマジメな雰囲気を持っています。姉妹でいる時は気楽な子で、いろんな面を持っています。1番明るいのは取り立てをやっている時です(笑)。うっぷんを晴らすということでもなくて、世の中のくだらないことを楽しめているような不思議な子ですね。

――マネージャーという役柄については

【加藤】普段、周りに多いのでイメージはしやすいです(笑)。マネージャーさんもいろいろな方がいますが、担当している真くんに対して愛情はありつつも厳しく接しています。でも、私が本当のマネージャーだったら、真くんはかわいい存在になってしまうと思います(笑)。

――参考にしている方は

【加藤】いろんな方から吸収しました。でも、仕草とかは自分のマネージャーさんから、まねることが多いです。現場で、どういうふうに見ているのかとか、メガネの掛け方とかも。普段は見られるのですが、それを見るのは不思議な感覚でしたね。

――姉妹はどんな存在に

【加藤】姉のレイカは、美しくて女の色気をまとって、すごく頼りになるお姉さん。妹のリリカはちょっとダサめ(笑)。でも、すごく頭がよくて賢くて、パソコンとかも自由に操れる頼もしい存在です。シズカは頭脳戦ではなく、力技なので能天気に居心地よく過ごせています(笑)。

――シズカはスポーツ万能な役ですが、ご自身は?

【加藤】人並みにはできます。球技が苦手ですが…。やり方を習って、ボールを投げても5メートルぐらいしか飛ばないんですよ(笑)。でも、アクションは今まで使ったことないような筋肉ばかりを使うので今までとは違った感覚になりました。

――アクションをやりたいという願望はあったんですか?

【加藤】お話を伺ったときに「アクションできる?」と聞かれて、すぐに「やります!」と。チャレンジしてみたい、と思いました。

――いざやってみた感想は

【加藤】楽しいけど、ツラいという両方の感情ですね(笑)。カメラワークを意識しながら魅せ方をイメージしたりと、考えることが多いので大変でした。脳内がごっちゃごちゃになりながらも体を動かすので、パンクしそうでしたね。

■さまざまな分野に挑戦 ブランドプロデュースに“監督業”

――5日には、プロデュースするアパレルブランド『ForWe』をローンチしました

【加藤】もともとお洋服が大好きで、取材や舞台あいさつの衣装とかも自分で選ぶぐらいだったので念願でした。誰かが着るものを作れるって、ホントにスゴい仕事だと思っていたので、ずっとやりたかったんです。ローンチして、友だちから連絡が来ました。掛橋さんも『ブランド見ました』と、高橋さんも「21歳なのにすごい」と言っていただきました。とても、ありがたかったですし、うれしいです。
――今後の『ForWe』商品展開のイメージはありますか?

【加藤】たくさんあります。イメージはいろいろあって、やりたいことだらけです。今回もバランス的に出せないものもあって…。たくさんやりたいですね!

――昨年の成人の日には、親友でもある杏花さん主演のミュージックビデオ(MV)の製作を夢と掲げていました。

【加藤】音楽も大好きなんです。そこからミュージックビデオを作ってみたいなと思うようになりました。実は趣味でも作っているんです。杏花やほかの女優さんの動画を撮って、自分で編集したり。本格的にやったら、もっといいものができるんじゃないかなと思ったんです。

――ご自身でもMVに出演しています

【加藤】みゆはんさんの「綺麗になったよ」「一年半の僕ら」のMVは、2つの曲が重なってストーリーが見えてくる。最後の方の数秒に同じタイミングで、お互いにお互いを追いかけてリンクしているところがあるんです。それが素敵だなぁって心に沁みました。とても好きなミュージックビデオです。

――さまざまなことに挑戦していますが、これからの「加藤小夏」は、どうなりますか?

【加藤】私は、女優らしくありたいというより、加藤小夏らしくありたいと思っています。私生活を1番、大事にしたい。毎日、お仕事をしていても、基本的な毎日の生活は正しく、キレイでありたいな、と。そこから女優につながっていったらいいなと考えています。いろいろなことに興味があるのは、気持ちが一つのことに縛られすぎずに生活できているからですかね。視野を広げて、ながめていけたら私らしく生きていけるのかなと考えています。

――最後に『取り立て屋ハニーズ』の見どころを

【加藤】撮影中に放送が始まるのが実は初めてなんです。また、違うドキドキ感が味わえるのかなって思います。緊張しちゃいますね(笑)。怖い部分でもありますが、反応が楽しみです。笑えるシーンも多いと思います。とにかく、みんなキャラクターが濃いんです。明るい気持ちになりたい時とか見ていただけたらいいなと思います。