NHKで放送中の連続テレビ小説『おちょやん』(月~土 前8:00 総合/前 7:30 BS4K・BSプレミアム※土曜日は1週間の振り返り)に、第16週から松島寛治役で出演している前田旺志郎のインタビューが到着した。前田は、『わろてんか』でキースの少年時代を演じて以来、2作目の連続テレビ小説。

【写真】千代と話しをする松島寛治(前田旺志朗)

 寛治は、新派の劇団の座長の子だったが、本人いわく「才能がないと父から見捨てられた」ことがトラウマに。その父を亡くした後、大山鶴蔵社長の命令で鶴亀家庭劇に預けられ、千代と一平のもとで生活することになる。

――今回『おちょやん』に出演することが決まったときのお気持ちは?

【前田】“朝ドラ”の出演は今回で2回目になりますが、ここまでしっかりと作品に関わるのは初めてなのでうれしいですし緊張もしています。

――役柄についての印象は?

【前田】寛治は、自分が本当に思っていることをことばや表情になかなか出さない複雑な子です。なので、台本を何度も丁寧に読みながら、このせりふは本当はどういう思いで言ったのだろうと、書かれているすべてのことばの真意を自分なりに探しながら大切に演じています。

 でも、あまり理詰めに考えすぎないようにもしています。寛治は、千代と一平と暮らしているなかで、ある事件を起こしてしまいます。それは、千代と一平は、これまで寛治が出会った人たちとは違い、このふたりだけは信用してもいいと思い始めた矢先の出来事だったので、僕の中ではなぜふたりを裏切るような行為をしたのかわかりませんでした。でも、寛治自身もわかっていなかったんじゃないかな。寛治自身でさえも理解できない部分もあって、若さゆえの素直さと同時に、もろく危うい部分もあるということに気がつき、そのバランスを大切にして演じています。

――収録に参加されてみて、現場の印象は?

【前田】杉咲さんは、撮影中はもちろんのこと、撮影以外でも千代そのもので、すべて包み込んでくれています! 僕は途中からの参加で、当初はガチガチに緊張していました(笑)。でも、まるで千代が寛治の面倒をみるように杉咲さんが常に気遣ってくれて、出演者やスタッフの皆さんに紹介してくれてだいぶ緊張が和らぎました。きっと寛治も千代にこういう思いを抱いたのだろうなと思い、すんなりと演技に反映できました。

――放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

【前田】毎日15 分の中でストーリーの起承転結がちゃんとあり、悲しいだけでなく笑いもあり、優しい気持ちになれるドラマは“朝ドラ”ならではです。今後、物語は戦争に突入していき、寛治自身も千代との関係性が変化していくことになります。人間の良い部分だけでなく汚い部分や悪い部分もすべて包み込んでくれるような作品になっていますので、全人類にご覧になっていただきたいです!