令和第1号の「仮面ライダー」となった『仮面ライダーゼロワン』のスピンオフとなるVシネクスト『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』が26日から映画館での期間限定上映を行う。滅亡迅雷.netの4人のその後が描かれるが、ORICON NEWSは、迅/仮面ライダー迅役の中川大輔(23)と滅/仮面ライダー滅役の砂川脩弥(26)のインタビューを実施。『仮面ライダー滅亡迅雷』の見どころなどを語ってもらった。

【動画】中川大輔&砂川脩弥「滅亡迅雷」の絆を語る独占インタビュー

■『滅亡迅雷』製作は「敵方も応援してくださった皆さんのおかげ」

 『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』で不破諫/仮面ライダーバルカンや刃唯阿/仮面ライダーバルキリーらと見事な連携をみせた滅亡迅雷.netの4人に新たな脅威が立ちはだかる。人類を敵視することをやめ、“悪意を見張り続ける”と宣言していた迅、滅、雷(山口大地)、亡(中山咲月)の4人が選び取る未来とは何なのか。

――『仮面ライダー滅亡迅雷』おめでとうございます! 製作が決まった時の心境を教えてください

【中川】敵方4人のスピンオフは異例といえば異例じゃないですか。『仮面ライダー滅亡迅雷』ができたのは、敵方も応援してくださった皆さんのおかげです。応援してくださった方に感謝ですね!

【砂川】ファンの方も滅亡迅雷.netの、その後が気になっていると思う。僕らも気になっていました。『仮面ライダー滅亡迅雷』が決まって、僕らもファンの方もうれしいと思う。しっかり成功させなきゃという気持ちでいっぱいでした。

――『仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』では、かっこよすぎる滅が話題となりました

【砂川】ビルから飛び降りながらの変身が、すごく人気でした。あのシーンは杉原輝昭監督のおかげなんです。本来なら仰向けの状態でつられて落ちている風にするのが一般的な撮影なんですが、腹筋がなくてデロンってなっちゃって…。杉原監督が試行錯誤して考えてくれて、できあがったシーンなんです。監督さんや仮面ライダーの現場の方って、みんなプロで、そんなプロフェッショナルな方々と仕事していたんだなと改めて感じました。

――迅も諫役の岡田龍太郎さんとシーンが印象的でした

【中川】みなさんが作り上げてくれた迅が魅力的だったんだと思います。変身後の迅はカッコよかったですね!

【砂川】滅と迅のダブルライダーキックも初めてだったよね。感動しました。

【中川】実はダブルライダーキックは台本に書かれていなくて、アフレコルームで初めてみたんです。『かっこいい…』となりました(笑)。僕らの知らないところでも魅力的なシーンがたくさんでした。

■滅亡迅雷4人同時変身の裏話「1年越しの夢がかないました!」

――『仮面ライダー滅亡迅雷』では4人の同時変身が初めて披露されます

【砂川】テレビシリーズで滅亡迅雷.netという組織ができてから、4人そろって変身したいという思いはずっとありました。テレビシリーズでも、4人同時がありましたが、迅がアークの時。「かっこいいね」「うれしいね」と話をしていましたが「やっぱり迅でやりたいね」となっていました。4人同時変身できるのは、うれしかったです。でも、滅になるのが最後かもしれないとも思っていたので、切なかったり、うれしかったり、複雑な気持ちでした。

【中川】4人同時変身を僕たちが期待してから1年ぐらいが経過しました。一昨年の11月ぐらいに4人のキャストが出そろっていたので。「いつか4人で同時変身したいね」と言っていたら1年後にできました。1年越しの夢がかないました! 変身後に仮面ライダー4人横並びのシーンを見て、かっこいいなとなりました。

――迅は生身のアクションもありました

【中川】現場に行ったら「アクションあるよ」って言われたのですが、思ったよりも長くて(笑)。その日は必死でした。休憩時間もアクション練習をさせていただいたり、アクションを自分の中に入れました。やってみた感じは「できてるかな?」と心配だったのですしたが、完成したのを見たら「できてるな!」って思いました。

【砂川】結構長いシーンだったので前日から練習しているのかなって思ったんですが『その日に教えてもらった』と。スゴいなと思いました。これもまた1年間やった成果なのかな?

【中川】そうですね。当日仕込みのアクションは何回かありましたし。

――本作では、ZAIAエンタープライズ本社のCEO・リオン=アークランド(ジェイ・ウェスト)と敵対します。

【中川】ZAIAの本社はあるだろうと思っていました。日本支社の天津垓(仮面ライダーサウザー)で、あんなに強いので、本社の人だったら、どれだけ強いんだろうと視聴者目線で思っていました。そこは期待通りだったんですけど、あんなに強烈なキャラだとは思わなかったです(笑)

【砂川】確かにね(笑)。CEOだけあって考えることが、とんでもないです。

――『仮面ライダー滅亡迅雷』に出演するにあたり、気をつけたことはありますか?

【中川】テレビシリーズでは、迅もいろいろ変わっていったと思うんです。最初はヒューマギアへの愛情はなかったと思います。変わらなかったのは滅への愛情。そこは『仮面ライダー滅亡迅雷』まで貫いてます。

【砂川】観ていただければわかるのですが、滅にとって初めての感情表現があります。それは、砂川をなるべく出さないように心がけました。そこは注目していただきたいです。

――お2人の息ピッタリのシーンも見どころだと思います

【中川】やりやすいですよね。どういう反応をしてくれるのは、なんとなくわかります。台本を読んでいてもプランは考えやすいです。

【砂川】台本読むと、お互い画が出てくるよね(笑)。滅を上げてくれるので、迅というキャラクターがいると入り込めます。滅亡迅雷.netや親子関係は、相乗効果でいい方向に行っていますね。

【中川】それは1年間、やっていたからだと思います。

■アズも暗躍 諌や唯阿も活躍し「龍さんがカッコいい!」

――プライベートでも仲がいいですよね

【中川】(首をかしげる)

【砂川】なんで、首をかしげるのよ(笑)

【中川】(笑)。だって、砂川さんは誰に対しても仲がいいですから(笑)。

【砂川】(笑)。でも、こうやって「取材があります」とかスケジュールが入ると、うれしいですよね。

【中川】久しぶりに会えたりして、うれしいです。感覚的には、夏休みが終わって、みんなに会うような(笑)。「久しぶり。何やってた?」みたいな。

【砂川】確かに、髪型とか変わったりするからね(笑)。

【中川】そういったワクワク感がありますね(笑)。

――台本を読んだ感想は?

【砂川】この作品のクライマックスは…。

【中川】途中までは求めていたものが来るのですが、途中から、その1枚上手の予想しない展開になっていきます。観ている方も楽しいと思います。求めていたものと、逆に裏切られるようなものもあるので。

――改めて、仮面ライダー滅亡迅雷のビジュアルを見て思ったことは

【砂川】滅要素が強い(笑)。

【中川】そうですね(笑)。あとは、色がバーニングファルコンの赤じゃなくて、フライングファルコンのピンクなんですよ!

【砂川】たぶん、ドードーのゼツメライズキーが赤っぽいからじゃない?

【中川】そこがうれしかったんですよ。実は4人変身も滅亡迅雷フォースライザーとフライングファルコンのプログライズキーで変身したいぐらい。それがツボでしたね。

――冬の劇場版に続き、アズ(鶴嶋乃愛)も暗躍します

【中川】『REAL×TIME』を見ると、アズがいる限りは新たな敵は出てくると思っていました。権力や金を持っているZAIAの本社の社長という1番、大物に行ったなという感じです。

【砂川】「また出たな!」という感じです(笑)。ネタバレできないですが、アズも面白いことになっているので、ぜひ観てください!

――そのほか、不破諫役の岡田龍太郎さん、刃唯阿役の井桁弘恵さん、天津垓役の桜木那智さんも登場します

【砂川】撮影では少ししか会えなかったですね…。

【中川】完成した作品を見たら懐かしいなって思いました。「レジェンドライダーが出てる!」ってなりました。

【砂川】龍さん、カッコいいってなった(笑)。『ゼロワン』の視聴者としては熱くなりましたね。

【中川】滅亡迅雷.netの4人は撮影現場や取材で会うことも多いんですけど、龍さんたちは会わない期間が長かったので懐かしかったです。

――最後に見どころを

【砂川】『仮面ライダー滅亡迅雷』は、すごく面白くて、カッコよくて、いい作品になりました。滅亡迅雷.netのおのおのの気持ちや結末に注目して観てください!

【中川】諌、唯阿、垓とか、おなじみのメンバーが出てきます。けど、僕たち4人が僕たちなりの正義を貫く物語なので、そこに注目して観てくれたら、うれしいです!

■『ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷』ストーリー
 ZAIAエンタープライズのCEOリオン=アークランドが、滅亡迅雷.netの迅を連れ去った。迅の救出に向かった滅、雷、亡が目にしたのは大量の“兵士型ヒューマギア ”(=ソルド)たち。リオンの目的は、自ら意志を持つことのない“ソルド”を大量に生産し、兵器として世界中に売ることだった。迅は、ヒューマギアが兵器として利用されようとしていることに憤り、「“ソルド”たちを自由にしたい」と滅たちに告げる。“ソルド”たちを解放するために、仮面ライダーへと変身して戦う4人。だがその時、迅に異変が。リオンに捕らえられていた迅に、何が起こったのか? リオンの「計画」通り、人類にとって「最大の脅威」となる存在が、意外な形で誕生しようとしていた。