俳優のリリー・フランキーと女優の満島ひかりがDJを担当する『天国DJ 亡き、あなた へ…』がNHK総合で26日午後10時から放送される。東日本大震災から10年が経過し、3月11日の星空に影絵を投影させた空間の中で、リリーと満島がDJスタイルで夢を朗読する。

【写真】うるうると涙を流しながら朗読する満島ひかり

 夢で、亡き人と再会することで、生きる力を得ている人たちの物語に耳を傾ける同番組。この日の放送では「夢日記をつけ、天国での再会を指切りした妻との約束が、生きる原動力となる夫」「娘を救えずにさいなまれていたが『自分を責めないで』と夢に現れた娘に、支えられる母」「肌のぬくもりを感じながら、逝った妹と夢で遊ぶ姉」「小学6年生で天国へ旅立った息子が、夢で中学校制服姿を見せにきた。『あなたの子でよかった』と言われるように今を生きる母」などのストーリーが紡がれる。

 リリーは「亡きあなたを思うこと、思い続けることの大切さを思い知らされました。亡きあなたは、そんなに遠くない所にいてくれているなって気がしますよね。僕は、兄弟もいないですし、両親も亡くなって、家族もいないので、言ってみれば、天涯孤独。でも今回、夢を寄せてくださった方たちとお話させてもらって、僕にも思う人がいるんだなって。なんかむしろ豊かなのかも、と思わせていただけました」とあらためて感謝する機会になったという。

 満島は「大切な家族への言葉を読む役割は、怖かったですが、何にも変え難い時間でした 。 日常が突如として様変わりする。大切な人の肉体が突然なくなる。10年前の3月11日から続く、一人ひとりの想いを言葉にしていただき、そしてその想いをリリーさんと私が声にする、不思議で胸がぎゅーっとする時間でした」と収録を振り返った。