20歳年上の男性と結婚し、”年の差夫婦”であることを周囲に打ち明けたゆき蔵さん(@yuki_zo_08)。インスタグラムで発信する彼女の日常漫画には、年の差を打ち明けた際の周囲の反応や、毎回話のネタにされてしまう悲しさ、空気を壊すまいとしていた自身の振る舞いに対する後悔がリアルに描かれている。投稿への反響や、漫画を通して伝えたい想いを聞いた。

【漫画】「ご主人何歳だっけ?」会うたびに尋ねられ「私は無理」と言われ…”年の差夫婦”の苦悩

■毎回話のネタにされ…抱えてきた”後悔”の気持ちを漫画に

ーーゆき蔵さんが夫婦の年齢差を周囲に告げたときのことを描いた漫画には、「共感しながら読んだ」「人の年齢を聞いて、何になるんだって話ですよ」「わかってても、言われると傷つきますよね」など様々なコメントが。あらためて、漫画への反響に対して、どう感じましたか?

「反響の多さに驚きました。私の中では年の差あるあるだな〜…程度に描き始めた漫画だったのですが、こんなに共感したり同じ悩みを抱えた人がいるなんて逆に心強く思いました! 身近には年の差夫婦(カップル)がいないのにSNS上にはこんなに仲間がいることが嬉しかったです」

ーー漫画には、年の差を毎回の話のネタにされたり、意見を聞かれていないのに「私は無理」などと見当違いの答えが返ってきたり、様々な経験が描かれていました。ゆき蔵さんが、一番つらいと感じたのはどのようなシーンで、どんなことを言われたときでしたか?

「見当違い…本当にそれですね(笑)。漫画にも描きましたが、年の差を”ネタ扱い”された時は悲しかったです。興味を持って聞かれるのは良いのですが、会うたびに『何歳になった?』と聞かれ、ネタとして笑われるのはやはりいい気分ではありませんでした。周りからしたらイイ年のオジさんでも私にとっては最愛の夫なので」

■「年の差を乗り越えられるほどの人に出会えたことに、意味がある」

ーー20歳の年が離れていると感じる瞬間はどんな時ですか? まったく感じないのはどのような時ですか?

「年の差を感じる時は、私自身はあまりないんです。強いて言うなら、歯周病予防の歯磨き粉を使ってるのを見た時でしょうか(笑)。まったく感じないのは、夫の性格のお陰だと思います。趣味はDJ、ガチャポン大好き、いつも好奇心旺盛で、フットワークも軽いです。交友関係も広く20〜70代までの友達がいます。それに比べて私はインドアで人とのコミュニケーションも苦手。考え方や行動力は夫の方がよっぽど若々しいです」


ーー年の差があることが、よかったと感じることはありますか?

「年の差夫婦でよかった!と思ったことはありません。できることなら共に老いていきたいし、金婚式だって迎えたいです。年の差なんてない方がいいとさえ思っています。でも、年齢と共に角がとれ、丸い性格になった今の夫だから好きになりました。若い頃に出会っていても好きにならなかったことでしょう…。年の差を乗り越えられるほどの人に出会えたことに、意味があると思っています」

ーー年の差のことで悩んでいるカップルや夫婦たちにどんなことを伝えたいですか?

「私の場合は、年の差が原因で諦めなきゃいけないことが多々ありました。それは子どもだったり、両親からの理解だったり…。その度に人生の別れ道に立たされてきました。はじめはあれこれ手放せなくて悩み苦しんできましたが、最後にいつもたどり着く結論は『夫と一緒にいたい』でした。

 同世代なら悩まなくて良いことでも、年の差があると障害になります。その時に欲張らず彼との人生に身を任せられるほどの相手なのかが、年の差恋愛を貫くには必要だと伝えたいです。

 これからも同じ悩みを抱える人達に寄り添えるような発信をしていければと思っています」