元プロ野球選手の清原和博(53)が17日、 都内で行われた厚労省主催の依存症の理解を深めるための音楽イベント『Re-START~みんなで考えよう 依存症のこと』に参加。現状を報告した。

【動画】「今も月に1度の尿検査」依存症の理解を深めるイベントで近況を報告した清原和博

 トークショーには、清原のほか、俳優の高知東生、歌手で俳優の杉田あきひろ、元NHKアナウンサーの塚本堅ーが登場。4人は2016年に薬物使用の疑いで逮捕され、その後各自が回復に向け努力を重ねてきた。一堂に会して意見交換することは昨年に続き2度目の試みとなる。依存症啓発サポーターを務める今田耕司も出演した。

 昨年6月に清原の執行猶予期間は満了。同年12月にYouTubeチャンネル『清スポ』を開設し、佐々木主浩や藤川球児ら球界OBとトークする企画や、バッティングセンターで打撃を披露するなどして、現在は登録者数35.3万人の人気を集めている。また、母の命日である今月5日には体に彫られたタトゥーの除去を開始したことを報告していた。

 今田から体型について水を向けられると、清原は「一時よりは痩せました」と笑顔。今も月に1度、カウンセリングと尿検査を受け、自助グループでの話し合いもしているそう。登壇者をちらりと見やると清原は「花の2016年組と言われるんです(笑)。同じ年に全員、捕まっているんですよ」とブラックジョーク。「薬物を知らない人に話すより、(自助グループでは)当事者同士が正直に言える。ひと月に1回、吐き出せる場があると心が楽になる」と自助グループの重要性を口にしていた。

また、久しぶりに会った今田は「お仕事でお会いしていた時の表情から悪いものが取れた。穏やか」と話し、清原については「異変は感じてました(笑)。言動がおかしかったですから…。めちゃくちゃベロベロで来たのかと思ったぐらい。滴るような汗をかいていた」とぶっちゃける。清原は「きょうは大丈夫ですか?」とニヤリとし、今田は「きょうは大丈夫です。仏のような顔になってます」と返していた。

 最後は、これからについてトーク。清原は「昨年、執行猶予が明けて、アマチュアの指導資格を取った。急いではいけないけど、世間が動いていくスピードと自分のできることのスピードが合わないギャップに苦しみながら…。でも、月に1回、自助グループの皆さんと会って、心を落ち着置けてやっている」と話す。「『覚醒剤は治す薬はない。でも、回復することはできる』と言われている。あせらずに一歩ずつ。1日1日を過ごしていきたい」と見据えていた。

 イベントはアルコールやギャンブル、薬物などの依存症に対する正しい知識の啓発と理解のほか、依存症への偏見や差別の解消を図ることが目的。また依存症者への適切な治療の必要性とその家族に対する支援の理解を深めてもらい、依存症者の回復を応援し社会に受け入れられる環境づくりを目指して実施している。

 1部はDEENのスペシャルライブが行われ、清原らは2部のトークショーに参加。国立精神・神経研究センターの松本俊彦氏、ギャンブル依存症問題を考える会代表の田中紀子氏も出演した。