2019年にデビュー60周年を迎えた世界一有名なファッションドール「バービー」。そのメーカーである米国マテル社の日本法人マテル・インターナショナルは、 ロールモデルプログラムの一環として、写真家・映画監督の蜷川実花をモデルにした世界に一体しかないバービーが本人に贈られた。

【写真】蜷川実花をモデルにした世界に一体しかないバービー

 ロールモデルプログラムは、未来に向かって自分らしく進んでいる女性、かつ今後の女性にインスピレーションを与え続ける人をロールモデル として敬意を表し、本人をモデルにしたOOAK (One Of A Kind)ドール(非売品)を作り、本人に プレゼントしてきた。子どもから大人の女性まで幅広く「You Can Be Anything =何にだってなれる」のメッセージを届けるプログラム。2015年より毎年発表しており、女優の黒柳徹子、宇宙飛行士の山崎直子、プロサーファーの松田詩野、ソフトボールの山田恵里などの各業界からロールモデルが選出されている。

 今回、日本では、女性の多様性などにも力を入れている、持続可能な開発目標SDGsに関連して、「みんなで考えるSDGsの日」である3月17日に発表された。

■蜷川実花のコメント
 まさか自分をモチーフにしたバービーを作っていただけるということが人生で起こるとは、夢にも思っていませんでした。本当に光栄ですし、とてもうれしいです。

 実は、私が子ども時代に撮影した最初の作品は、溶岩の上にバービーをのせたものです。今でも海外へ行くとシーズンものをチェックするほどバービーは身近な存在ですが、その頃からバービーの秘めた美しさや強さを感じ取っていたのだと思います。“You Can Be Anything“というブランドステートメントを知り、バービーが昔から「何にだってなれる」というメッセージを体現していたのだと感じました。自分が自分の可能性を信じることは本当に大切。今の時代に一番求められること でもあると思います。

 私は基本的に「~らしさ」と呼ばれるものには抗って生きてきましたが、自分らしさは大事にしていて、今後も「チャレンジする自分らしさ」を持ち続けたいと思っています。ファッションは「自分らしさ」を表現する最たるもの。バービーがいろいろな服を着ているように、ファッションとは“生き様”の表れでもあるんです。

 違いを抱えて生きていくのは、日本だと窮屈と感じることもあるかもしれませんが、人には違う部分があるから面白い。人と違うことを恐れず、自分を信じて、思いっきり愛してあげて。人と人は違うからこそ、世界は豊かで美しい。私はそれが真実だと思っています。