俳優の吉沢亮が渋沢栄一役で主演を務めるNHK大河ドラマ『青天を衝け』がきょう14日、スタート。ドラマの冒頭、北大路欣也が“徳川家康”役で出演し、SNSでも「なぜ家康が?」と話題を集めている。

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 先月27日に行われたリモート会見において、制作統括の菓子浩氏は“家康”の登場について「慶喜が家康のことを尊敬していて、渋沢栄一が育った血洗島の人たちが東照大権現を尊敬していたことが史実として残っている。自分が開いた徳川をどう閉じていくか、家康は語れるのではないか、明治を切り開いていく渋沢栄一に対して、家康から語れることはあるのではないか。家康から見ても、この2人に語りたいことがあるのではないかと思い、家康を置きました」と物語を深く感じてもらうための語り部として、家康が登場する意義を語っていた。

 また「幕末は史実がたくさんあってややこしい部分がある。これまでの大河でも薩摩、長州、会津・幕府に寄るかで見方ががらっと変わっていた。このドラマではこういうふうに解釈して、だから次のシーンがこうなっていくといざなう役割として、家康さんに語っていただきました」と、大政奉還・明治維新へと時代が変化していくときに、家康がどのような言葉を投げかけるかも注目ポイントとしてあげた。

 その大役へ北大路を抜てきした理由については「家康を誰にするか議論がありまして『北大路さんじゃないか』と思いついたとき、北大路さん以外の家康が思い浮かばかなった。それで、お声をかけてご出演が決まりました」と明かした。

 出演発表時、北大路は「今回の役割は、僕にとってまったく経験したことのない挑戦です。だからオファーをいただいた時、実はものすごく悩みましてね。しかし何と言っても、家康様です。徳川家康への思い入れは強くあるし、せっかくいただいたご縁を大切に、ぜひ挑戦させていただこうと決めました」と決意を語った。

 ストーリーテラー的存在として、今後も家康は登場する。その言葉が、物語にどのような深みを与えてくれるかにも、注目していきたい。

 第1回「栄一、目覚める」は、武蔵国血洗島村(現在の埼玉県深谷市)で養蚕と藍玉作りを営む農家の長男として生まれた栄一(子役・小林優仁)の話がメインに。ある日、罪人が藩の陣屋に送られてきたことを知った栄一は、近くに住むいとこの喜作(子役・石澤柊斗)らと忍び込もうとたくらむ。一方、江戸では、次期将軍候補とすべく、水戸藩主・徳川斉昭(竹中直人)の息子、七郎麻呂(子役・笠松基生)を一橋家に迎え入れる話が進んでいた。