NHKは12日、放送中の連続テレビ小説『おちょやん』の新たな出演者を発表。ヒロイン・千代(杉咲花)が、9歳で奉公に出されて以来、ずっと会えなかった最愛の弟・ヨシヲ役に、大阪府出身、ソニー・ミュージックアーティスツ所属の倉悠貴が抜てきされた。

【画像】鶴亀家庭劇の旗揚げ公演に出演する千代

 『おちょやん』は、女優の道を生き抜き、「大阪のお母さん」と呼ばれるようにまでなった、ひとりの女性の物語。大阪の南河内の貧しい家に生まれた少女が、奉公に出ていた道頓堀でお芝居のすばらしさに魅了され、京都で活動写真の世界へ。道頓堀に帰ってきて、鶴亀家庭劇の座員として新たな一歩を踏み出したところ。千代が女優になるきっかけの一つも、活動写真で名前が売れれば、行方知れずのヨシヲの方から会いに来てくれるのではないか、と期待してのことだった。

 連続テレビ小説初出演となる倉は、池田エライザ監督の映画『夏、至るころ』で主演を務めたほか、ドラマ『his~恋するつもりなんてなかった~』などに出演。本作では、喜劇女優として道頓堀で過ごす千代の元に現れ、神戸の会社に勤めていることを明かすという。

 このほか、幼い頃に家を出て行って以来、音信不通だった一平(成田凌)の母親・夕(ゆう)役に板谷由夏。新たな劇団員・松島寛治役に前田旺志郎。しゃべくり漫才で名をはせる漫才師・花車当郎(はなぐるま・あたろう)役に塚地武雅。鶴亀家庭劇のライバル・須賀廼家万太郎一座の座員で万太郎を尊敬し、のちに、新たに立ち上がった「鶴亀新喜劇」に加わる須賀廼家万歳(すがのや・ばんざい)役に藤山扇治郎。千代と当郎が出演するラジオドラマを書く脚本家・長澤誠役に生瀬勝久の出演が発表された。

 主演の杉咲は「以前にもご一緒させていただいたことのある方々が多く、本作での再会にご縁を感じとてもうれしく思っています。もう撮り終えた部分では、心が震えてしまうような瞬間や、抱きしめたまま離れたくないと思うほどに愛おしく感じる時間がたくさんあり、千代を演じることを通して自分自身が初めて経験するような気持ちにたくさん出会うことができました。撮影も残りわずかとなりましたが、これからご一緒させていただくキャストの方々とも、きっとそこでしか生まれない時間を過ごすことができるのだろうなと、すごく楽しみな気持ちと、心して臨むぞ!という気合いがぐつぐつと沸いています。素敵な共演者の方々とご一緒させていただけて幸せな気持ちでいっぱいです」と、コメントを寄せている。