テレビ東京系で放送中の、香取慎吾主演ドラマ『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(毎週月曜 後10:00)。社会問題になっているネットでの誹謗中傷=指殺人に焦点を当てたオリジナルドラマの第3話(8日放送)は、殺人を犯した高校生の実名が晒されてしまう。ネットの怒りVS少年法の結末は…?

【写真】第3話(2月8日放送)場面カット

 SNSのトラブルを専門に扱う架空の部署「警視庁指殺人対策室」(通称「指対(ゆびたい)」)を舞台にした本作。第3話では、指対室の菅沼凛々子(MEGUMI)が電話で何やらケンカをしている。きのう、娘が同級生からイジメを受けていた時に、一人がひょんなことからケガをしてしまったという。論点はケガではなく「なぜいじめに早く気付かなかったのか」。担任に猛抗議しているが怒りが収まる気配はない。

 一方、世間では1ヶ月前に起きた事件が大きな話題となっていた。三鷹市でホームレスを殺害した加害者少年Aこと名門進学校の高校生・片山蓮(青木柚)の実名と顔写真が晒されてしまったのだ。「普段から友達を殴っていた」など事実とかけ離れたひどい中傷もあり、総合病院の院長である蓮の父・遼太郎(戸田昌宏)から、最初に情報を晒した人物を捕まえてほしいとの依頼が指対室に舞い込む。

 「未成年の社会復帰の妨げになる」「晒した人の気持ちもわからなくはない」など、指対メンバーの中でもさまざまな意見が飛び交うが、悪質性の高さから捜査を始めることに。

 事件は公園でタバコを吸っていた蓮を、ホームレスの井田諭(剛州)が注意したことに端を発する。やがて口論となり、激高した蓮が建材で頭を殴打し井田が死亡。本人も犯行を認めている。

 万丞渉(香取慎吾)は蓮の交友関係を探るべく、碓氷咲良(関水渚)を連れ、片山家を訪ねる。だが母・百合絵(紺野まひる)の話では、友達がいないのか、休日も誰とも遊びに行かずずっと部屋にこもったまま。部屋を見ても本棚にあるのは参考書や医学の本だけ。万丞が部屋で見つけたのは、ビリビリに破かれた高得点の答案用紙のみだった。

 そんな中、誹謗中傷の投稿が最初に書き込まれた端末の場所が蓮が通う学校からであることを、四宮純一(清水尋也)が突き止める。その足で学校に向かった万丞と咲良は、蓮の担任・神保彰(川野潤哉)に話を聞くが、やはりクラスで孤立していたらしく、実際いくら繋がりを辿っても、友達と呼べる生徒は見つからない。それどころか自分の成績を鼻にかけていた蓮は、見下すような発言をすることが多く嫌われていたようだ。

 誰もが蓮を貶める動機がある…。万丞と咲良が歪な人間関係を紐解いてくと、やがて誰もが持ち得る人間の心の闇が見えてくるのだった。