俳優の赤楚衛二(26)が中国最大のソーシャルメディア『WEIBO(微博)』で活躍する日本の著名人らを表彰する『WEIBO Account Festival in Tokyo 2020』の話題俳優賞を受賞した。ORICON NEWSでは、赤楚にインタビューを実施。連続ドラマ単独初主演作を経験して俳優として成長したところ、これからの“俳優・赤楚衛二”を聞いた。

【インタビュー動画】赤楚衛二、『チェリまほ』の反響と今後の俳優像を語る

■国外からの声援に感謝 話題俳優賞は「これからの役者人生の励み」

 赤楚は、昨年10月期に放送されたテレビ東京の深夜ドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称:チェリまほ)に単独初主演を務めた。同作は地上波放送開始と同時にニアサイマルによる配信・放送を行っている台湾では全ジャンルの中で視聴数1位を獲得し、回を重ねるごとに再生率がアップするという驚きの反響が。そのほかのアジア圏でも高い人気となった。

 そんな経緯もあっての受賞に赤楚は「役者を始めて6年目で、まだまだだと思っていたところ。『賞を取りたい』なんて、おこがましいという気持ちだったんですけど、こういった賞をいただいたことで、すごくうれしかったですし、これからの役者人生の励みになりました」と感慨を語る。

 日本で出演した作品の人気が海外でも火が付き、SNSでは赤楚についての話題が何ヶ国語でも展開されている。「想像をしていなかったですね…。どんなふうに見ていただいているかは、国外だとSNSでしかわからない。なので、コメントをくださるのは、すごくうれしいです。僕がやってきた役や作品が言語や国境を越えて評価していただけてよかったなと思います」。国内ではギャラクシー賞の栄誉にも輝いた。「ギャラクシー賞の受賞が決まった後は、町田(啓太)くんにも、監督にも、メイクさんにも連絡しました(笑)。『やったね!』とみんなで喜びました」と充実感いっぱいの表情を見せた。

 『チェリまほ』について、「台本はすごく面白くて、キャストもスタッフさんもいい方ばかりで、『いい作品を作ろう』とチーム一丸になって頑張っていました」と撮影時で抱いた思いを明かす。そして「小さくでも盛り上がってくれたら、幸せを感じてくれたらと思っていたら、まさか海外の方も見て楽しんでくださった。僕らがチーム一丸で頑張ったことが報われた。ありがたい、貴重な経験をさせていただけましたね」。ひたむきに、真面目に取り組む姿勢が実を結ぶことを体現してみせた。

■“切られ役”願望明かす これからの赤楚衛二は「日常の小さな幸せに」

 単独初主演作を終え、成長できた部分も語った。「主軸として、お芝居でディスカッションする時間も多かった。その中で改めて周りの人がいないといい作品は作れないんだな、と思いました」と主演だからこそ、周囲の支えに気づけたそう。「これから、もし主演をさせていただく機会があればスタッフ、キャストが一丸となって作品を作れるような役者になれればと思っています」。

 ファースト写真集『A』(ワニブックス)は発売前重版となり、「オリコン週間BOOKランキング」ジャンル別「写真集」で7週連続でTOP5入りするヒットを記録。「衝撃でしたね」と照れ笑いを浮かべながら「僕自身、初めての写真集でうれしかったので、たくさんの人に見てもらいたいとは思っていましたが、こんなに多くの人に見ていただけるとは。すごく幸せです」と天真爛漫な表情を見せる。

 役者としても、ますます充実。日本テレビ系連続ドラマ『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』の4話(3日放送)に大人気バンド・サイレントナイフのボーカル、ユウトで出演し、話題に。8日に放送されるフジテレビ系ドラマ『監察医 朝顔』では隣人の女性の死に関するキーパーソン役で月9に初出演する。役者としての成長を聞くと「遠慮することがなくなりました」と口にする。「どの役でも、いち役者として作品に貢献したいという気持ちが強くなりました。昔だったら『新人だから』とか思ってしまい、言いたいことが言えない時もありました。でも、そういうところを積極的に関われるようになったと思います」。『ウチ彼』では、「僕」と「俺」を使い分けにこだわったそう。「表に立っているユウトでは『僕』で、本音を言う人には見せない時に『俺』にしました」と裏話を口にしていた。

 今後、やってみたい役については「時代劇とかやってみたいです。まだ、かつらも付けたことないですし、刀も持ったことがないので」と話す。『仮面ライダービルド』で演じた万丈龍我は仮面ライダークローズに変身後にビートクローザーという剣を使っていたが「変身前に投げるとかはしていたんですけど、使うことはなかなかなく(笑)。刀を使って殺陣をして、最後は切られたいですね」と意外な“切られ役”願望を語っていた

 人気は高まるばかり。一方で赤楚自身は浮き足立つことはない。これからの“赤楚衛二像”を聞くと「親近感が強みだと思っている。日常の中の小さな幸せになれるような俳優になりたいです」。赤楚らしさを失わずに地に足つけ、俳優道を歩んでいく。