女優の北川景子が主演で、中村倫也、芳根京子、窪塚洋介が共演する映画『ファーストラヴ』(11日公開)の本編映像が4日、解禁になった。

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 「動機はそちらで見つけてください」と、アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺する場面からスタートする原作小説は、累計発行部数35万部を超えるベストセラーに。北川が演じる公認心理師の真壁由紀は、事件のドキュメンタリー本執筆の依頼を受け、容疑者・聖山環菜(芳根)と面談を重ね、二転三転する供述に翻ろうされながらも彼女の心理に迫る。やがて由紀自身がしまいこんでいたある過去の記憶にも結び付く、意外な真相が浮かび上がっていくサスペンスミステリー作品。

 解禁になったのは、由紀の夫・我聞(窪塚)が、愛する妻を優しく包み込む様子が伝わってくるシーン。帰宅した由紀に「おかえり」と声をかけた我聞は、得意料理のポトフを用意。由紀が現在取材している女子大生による父親殺害事件の話にも耳を傾け、「お腹すいた!もう食べてもいいよね?」と甘える由紀に「まだ」と我聞がストップをかけるなど、何気ない“普通”の生活が切り取られている。

 北川は「全体的に大変なシーンが多い中、窪塚さんとの夫婦のシーンは私の心のよりどころでした。窪塚さん自身が我聞さんのようにあたたかくて器の大きな方だったので、由紀の気持ちが想像しやすかったです」と窪塚とのシーンが心の支えになったという。

 窪塚は「我聞は無駄なものが一切ない人物。僕がこれまで演じてきたのはどちらかと言うと、無駄なもので構成されているような(トリッキーな)役が多かったので、そういう意味では新鮮だったし、“何もしない”ことの方が実は大変だったりするのかなと勉強になりました」と主人公を内側から支える役柄を振り返った。

 2000年に放送されたドラマ『池袋ウエストゲートパーク』などで窪塚とタッグを組んできた堤幸彦監督は「窪塚さんとは長い付き合いですが、ご存知の通りトリッキーなキャラで歩み続けてきた人です。でもそんな彼が今回は完全な善人という驚くべきポジションにいた。おそらく我聞という人間はこれまで波乱万丈な人生を送ってきていますが、彼の写真を見ればものすごく優しい視線がそこにあるのが分かります。僕が窪塚洋介で泣いたのは、ほぼ初めてかもしれません(笑)」と新たな一面に心揺さぶられたことを明かした。