北朝鮮による拉致事件を題材にした映画『めぐみへの誓い』(19日公開)の本編映像が3日、解禁になった。

【動画】菜月演じる横田めぐみさんのシーンが解禁

 原作は「めぐみへの誓い-奪還-」という演劇で、横田めぐみさんが拉致されてから42年、「北朝鮮拉致事件」をテーマにした日本映画がいまだ一本も存在しない事から企画がスタート。民間支援だけでの映画製作で、拉致の残酷さと実態、拉致被害者救出を世界に訴えることを目的とする。

 本作では、13歳の時から現在に至るまで、拉致されたままのめぐみさんの人生を縦軸に、田口八重子さんを含む拉致被害者の苦悩と闘いを、綿密な取材に基づきリアルな描写で表現されている。

 めぐみさんを演じたのは、子役時代より数々の映画やドラマに出演している菜月(21)。拉致問題への無知さ、いままで傍観してきただけの自分に怒りを覚えるなど、さまざまな感情をエネルギーに変換して演じたという。映像では、本作に出演するために撮影前までに朝鮮語のせりふを覚えて、役者としての才能を発揮する一部分も切り取られている。

 さらに、北朝鮮の工作員らに拉致され歳月を得て成長しためぐみさんが、工作員の主犯格である辛光春/シンガンシュン(大鶴義丹)に、北朝鮮の誓約の発声を強いられ、号泣し過呼吸になるという過酷かつ衝撃的な場面も収められている。