国内外で活躍した個人や団体、キャラクタービジネスの施策を表彰する『日本商品化権大賞2020』(日本商品化権協会主催)の受賞作が2日、発表された。国内部門は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』、グローバル部門は『あつまれ どうぶつの森』、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、審査員特別賞は『嵐』、特別栄誉賞は『機動戦士ガンダムシリーズ ガンプラ』が受賞した。

【画像】業界に貢献した人気ゲーム『あつまれどうぶつの森』

 今回で9回目となる同賞は2019年11月1日より2020年10月31日までの期間、日本国内において実施したキャラクターの顧客吸引力を高めた施策、日本発のキャラクターが海外で実施した施策を対象に表彰。商品化権ビジネスが変化する現在、キャラクターが持つ顧客吸引力の価値が重要となっており、業界の発展に繋げるため創設された。

 キャラクターの定義は広義の意味で解釈し、商標権、著作権、パブリシティー権を含み、施策とは、顧客吸引力を高めるために実施したCM、広告、キャンペーン、メディア(映画、TV番組、配信、アプリ、ゲーム、出版)発信、イベント、施設、展示会などを指す。なお、審査員特別賞は、最終審査員が特に推薦するキャラクターの顧客吸引力を上げた施策を実行された団体や個人を表彰し、特別栄誉賞は上記期間に限らず複数年に渡って優れた施策を実行してきた団体や個人を対象としている。

 受賞理由は以下の通り。

■国内部門(キャラクター数383の中から選出)
・『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』
昨年10月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、累計発行部数1.2億部の漫画「鬼滅の刃」の映画化で、公開前に多種多様なクライアントと、コラボレーション、キャンペーン、イベントを実施し、作品の素晴らしさも相まって、老若男女を巻き込み動員2688万人、興収368億円を記録(1月31日時点)。商品化においてもさまざまなジャンルにライセンスされ、どのジャンルでも大きな反響があり、日本のアニメ産業に多大な貢献をされ、商品化権ビジネスの発展にも寄与した。

■グローバル部門(キャラクター数33の中から選出)
・『あつまれ どうぶつの森』
シリーズ自体の人気に加え、コロナ禍での閉塞された生活を癒す場にもなり、全世界累計販売本数2604万本(2020年9月末時点)を記録。その世界に没入したファン向けに、オフィシャルストアでのオリジナルグッズや国内、海外でさまざまなジャンルにライセンスされた商品が販売され、商品化権ビジネスの新たな市場の発展に貢献した。

・『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』
2021年、「ソニック」が誕生してから30周年を迎え、ゲームソフトとしてシリーズ全体では、全世界累計本数が約11.4億本(2020年10月時点)を超えている。商品化においても玩具、出版、アパレル、飲料などのグローバル企業にライセンスされ商品化権ビジネスの発展に貢献した。

■審査員特別賞
・『嵐』
国民的アイドルグループ「嵐」の2020年年末活動休止に際し、「最後まで嵐が嵐らしくあるために、できる限り皆様と嵐が過ごすことができる時間を作り、感謝の気持ちをお伝えする場を設けたい」との思いから、コロナ禍の中でもインスタグラム、ツイッター等の公式アカウントを利用した情報発信や施策を実施。商品化においてもコロナ禍の中、多くのファンがオフィシャルグッズを購入できるように特設サイトで販売され、欠品が出ないよう努めるなどパブリシティー権を利用した商品化権ビジネスの発展に貢献した。

■特別栄誉賞
・『機動戦士ガンダムシリーズ ガンプラ』
「ガンプラ」は、1980年7月発売以来、四つの色、異なる素材を同時に成形できる四色多色成形技術、アニメの設定に倣い化学と匠の技が融合したガンダリウム合金等の技術のイノベーションを重ね、常に進化を続け、国内外でさまざまな世代のライトユーザーからヘビーユーザーまで魅了するブランドになった。「ガンプラ」の創作能力を競う「ガンプラビルダーズワールドカップ」の開催、プロ野球、J.LEAGUEとコラボレーションした「ガンプラ」の発売などの施策を40年の長きに渡り実施され、40年間の累計出荷数は7億個を超えており、商品化権ビジネスを代表する商品となり業界の発展に貢献した。