大リーグ・ヤンキースから8年ぶりに楽天に復帰した田中将大投手(32)が30日、都内で入団会見を行った。2013年には24勝0敗、防御率1.27という驚異の記録を残し、球団創設以来初の日本一に導いた。古巣復帰を果たし、“恩師”でもある野村克也さん、星野仙一さんに向けて「『帰ってきました』と。そしてシーズン後に『日本一になりました』という報告をできれば、自分の中では一番いいこと。こだわりたいタイトルは『日本一』です」と誓った。

【写真】ビシッとスーツ姿で入団会見を行った田中将大投手

 今シーズンは、2011年3月11日の東日本大震災から10年という節目を迎える。田中は「フリーエージェントとなって、チームを選べる立場になった訳ですが、この10年という数字は何か自分にとって意味のあるタイミングだと思い、今回、このような決断に至りました」と話し、シーズンへの意気込みとして「とてもワクワクしています。日本の野球ファンの皆さんの前で投げられることにワクワクが止まらない。成長した姿を見せることができれば」と語った。

 会見にはそのほか、三木谷浩史オーナー(55)、立花陽三球団社長(50)、石井一久GM兼監督(47)が出席。三木谷オーナーは「天国のノム(野村克也)さん、仙さん(星野仙一)さんも喜んでいると個人的に思っています」とコメント。一方で石井GM兼監督は「特別な選手ですが、特別扱いはしないと決めている。パフォーマンスを出してこその野球選手」と語った。

 田中は、2007年に北海道・駒大苫小牧高から高校生ドラフト1巡目で楽天入団。NPB通算99勝35敗3セーブ、防御率2.30。2013年に24勝0敗、防御率1.27で球団創設以来初の日本一に導き、在籍7年間で最多勝、最優秀防御率、最高勝率、沢村賞をいずれも2度受賞。13年オフにポスティングシステム(入札制度)でヤンキースに移籍し、メジャー通算78勝46敗、防御率3.74。日米通算200勝に残り23勝と迫っている。