人気グループ・EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典(31)と、俳優の新田真剣佑(24)が共演する映画『名も無き世界のエンドロール』。本作で初共演となった2人が、抱いたお互いの印象、なんとなく閉塞感を感じるこの時代に、映画を通して伝えたいことを語ってくれた。

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 原作は、2012年に『第25回小説すばる新人賞』を受賞した行成薫氏の小説。お互いに親がいない岩田演じるキダと、新田演じるマコトは少年期に出会い、そこに同じ境遇の転校生・ヨッチ(山田杏奈)も交わり、支え合いながら平和に暮らしていた。しかし、20歳のときを境に、彼らの人生は大きく狂い始める。その後、キダは裏の社会、マコトは表の社会で、10年もの時をかけ、社会の底辺から必死にのし上がっていく。異なる世界に身を置く2人が、命がけで仕掛ける計画と、その結末に胸を打たれる衝撃のエンドロールが紡がれる。

 岩田と新田は、第40回『日本アカデミー賞』でともに新人俳優賞を受賞しており、授賞式で顔を合わせていたが、共演は今回が初。岩田は「当時のまっけんは、髪も短くて、今よりもガタイが良くて(笑)。今とはだいぶ印象が違いますね。クランクイン前から会うのが楽しみでした。衣装合わせで会うこともなくて、撮影現場で『ようやく会えたね』って」と今か今かと心待ちにしていたという。

 そして、「そのあとは現場で仲良くなって少年の心を忘れない部分があると思いました。もちろん男前で華があるんですが、役に対する取り組み方や情熱を見ていて良い刺激をもらいました」と新田から学ぶことが多かったと明かす。

 新田は「岩ちゃんと呼ばせていただいています(笑)」と岩田との仲良しぶりを語り「昔から知っている親友のように、お芝居をしていてすごく自然に会話ができたと思います」と2人の距離を詰めたことが芝居にも反映された。続けて「映像を見たときに『なんて仲が良いんだ! この2人は!』と思わせてくれるような空気感になっていたので、演じていて楽しそうだなと僕自身がそう見ていました」と話す。

 岩田が演じるキダは、裏社会で暗躍する交渉屋となるが「どこかファンタジーだと思っていました。実際にこんな職業の人はいないですし、非日常空間。ストーリーテラー的な立ち位置で、起承転結の結までいったときに全部受け止めないといけなかった。そのときの表情は『どういう顔をしているんだろう』と考えながら作品に入っていました」と演じる上で意識したことを語る。

 新田は「幸せというものは、一瞬で去っていくものであります。普通の日常生活が幸せなんだということを描いているので、深い映画で、見る人には勇気づけられる。何かのヘルプになるような映画かもしれないです」と見どころをアピール。

 2人は実年齢が7歳離れているが幼なじみという役どころ。岩田は「自分たちは同世代というわけではないですが、現場にいるときのまっけんは、マコトが憑依しているかのように思えました。取材で初めて(素の)まっけんに会えたという感覚で、それくらい役に入り込んでいる印象でした。幼なじみという設定が気にならないくらい、スムーズに撮影も進んでいきました」と振り返った。

 岩田が称した“憑依型俳優”として、役になりきった新田。そして、さわやかなイメージとは真逆の役柄を演じきった岩田。初タッグの2人が、織りなす演技合戦にも注目したい1本だ。