新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、経済に多大なダメージを与えるなか、私たちの家計にもじわじわとその影響が生じてきている。1月7日には、1都3県を対象に2度目の緊急事態宣言が発出され、先行きの不透明さから改めて生計を正そうと考えている人も少なくないはずだ。家計を見直すなかで、1つポイントとなるのが「保険」だ。そこで、実際のサービス利用者を対象に調査を行うオリコン顧客満足度調査が1月に発表した保険系ランキングの中から、今回は「生命保険」「医療保険」「がん保険」の3ランキングに焦点を当てて紹介する。

【一覧表】顧客満足が高い「生命保険」ランキング TOP5

◆オーダーメイドの保障を提供、「生命保険」1位はプルデンシャル生命

 まずは、「生命保険」の満足度ランキングから。生命保険の定義は、人間の生命や病気・ケガにかかわる損失を保障することを目的とする保険を取り扱っている保険会社で、今回は該当する企業29社について調査を実施。回答者は、過去3年以内に自分が保障対象の生命保険に加入し、かつ生命保険に加入する際に選定に関与した20~84歳の利用者9280人となっている。

 7回目の発表となる2021年の生命保険ランキングでは、【プルデンシャル生命】(71.74点)が前年に続き2年連続で満足度総合1位に。満足度得点は、前年の71.10点から0.64点上昇している。世界最大級の金融サービス機関、プルデンシャル・ファイナンシャルの一員として1987年に誕生した同社が提供する保険はすべてオーダーメイド。

 同グループで140年以上にわたり培われたノウハウも用いて教育されたプランナーが、それぞれのニーズに合った保障プランを設計してくれる。これまでに、「保険金即日支払サービス」など、日本初となるサービスも複数提案。サービス構成に沿って設定された4つの評価項目別ランキングでは、商品内容の充実さ等の評価から成る「商品内容」(75.11点)の項目で1位を獲得している。

 満足度総合2位は、ソニーフィナンシャルグループの【ソニー生命】(71.68点)。同サービスでは、プルデンシャル生命と同様に、幅広い知識とスキルを持つライフプランナーがオーダーメイドの保障を提供。契約後もライフプランや保障の点検・アドバイスを行うコンサルティングフォローを設けている。刻々と変化する人生に寄り添ったサービスが支持されているようで、評価項目別ランキングでは「アフターフォロー」(66.80点)、「保険料」(69.92点)の2項目で1位を獲得している。

 3位は、アクサグループのインターネット専業生命保険【アクサダイレクト生命】(70.77点)。ネットでいつでもどこでも申し込みができる、その特性から(公式ページでは保険料のシミュレーションも可能)、評価項目別「加入手続き」(74.33点/※ライフネット生命と同点首位)で1位の評価を得ている。

◆保障のわかりやすさにこだわりアリ、「医療保険」1位はライフネット生命

 次に、目を向けるのは「医療保険」ランキング。こちらは、病気やケガの治療のために発生する医療費を保障する保険を取り扱っている保険会社(ただし、日本国民全員の加入が義務付けられている「社会保険」は対象外)という定義に該当する32社について調査を行ったもの。回答者は、過去7年以内に自分が保障対象の医療保険に加入し、かつ医療保険に加入する際に選定に関与、過去5年以内に医療保険を適用した20~84歳の利用者7774人。

 12回目の発表となる今回の医療保険ランキングでは、【ライフネット生命】(74.09点)が10年ぶり2度目の満足度総合1位となった。2008年開業の同社は、「若い世代の保険料を半分にして、子育て世代が安心して赤ちゃんを産み育てられる世の中にしたい」という思いのもとスタートした、オンラインの生命保険会社。ネットで24時間365日いつでも申し込みができるという点はもちろん、自分で選べるわかりやすさにこだわった消費者目線の保障内容も魅力で、サービス構成に沿って設定された5つの評価項目別ランキングでは、「加入手続き」(76.80点)、「商品内容」(75.49点)の2項目で1位の評価を獲得した。

 満足度総合2位は、生命保険ランキングでも2位につけた【ソニー生命】(74.03点)。そして、3位には、アヒルのCMでもお馴染みの【アフラック】(73.13点)がランクイン。一生涯保障のもの、乳がんや子宮筋腫など女性特有の病気による入院を手厚くしたもの、介護にも備えることができるもの、持病や既往症があるなど健康に不安がある人も入りやすいものと、4種類の医療保険が設けられており、必要性に合わせて保障を選ぶことが可能。回答者からは、「保険料と保障内容のバランスが良い」(30代・男性)との声を集めている。

◆日本人の2人に1人がなる病気、「がん保険」1位はチューリッヒ生命

 最後は、「がん保険」ランキング。日本人の2人に1人が生涯でがんになり、長年日本人の死因第1位を占める病気であることから、こちらもしっかりと比較・検討したい保険の1つだ。がん保険の定義は、がんと診断された時やがんで入院した時などに保障される保険を取り扱っている保険会社で、今回は該当する企業23社について調査。回答者は、過去7年以内に自分が保障対象のがん保険に加入し、かつがん保険に加入する際に選定に関与、過去5年以内にがん保険を適用した20~84歳の利用者2723人となっている。

 満足度総合1位は、チューリッヒ・インシュアランス・グループの【チューリッヒ生命】(73.70点)で、前回2020年の得点と順位(72.12点/4位)をともに上回り、2015 年の調査開始以来、初めて総合1位を獲得した。

 乗合代理店や銀行窓販、ネットなど、多チャネルから、高品質な保険サービスを提供する同社。がん保険については、長引くがんの治療費に加え、治療の可能性が広がる自由診療による所定の抗がん剤・ホルモン剤治療を一生涯保障するものとなっている。サービス構成に沿って設定された5つの評価項目別ランキングでは、「加入手続き」(76.58点)、「商品内容」(76.05点)、「保険料」(72.92点)の3項目で1位の評価を得ている。

 続く満足度総合2位には、【ソニー生命】(73.62点)、3位には【アフラック】(73.59点)がランクイン。今回ピックアップした保険ランキングの中で、【ソニー生命】は3ランキング、【アフラック】は2ランキングでTOP3入りしており、各サービスの質の高さを証明する結果となっている。

 なお、オリコン顧客満足度調査では、ほかにも「自動車保険」「バイク保険」「自転車保険」「火災保険」のランキングを発表。「自動車保険」と「火災保険」は【ソニー損害保険】(自動車保険:75.86点/火災保険:72.57点)、「バイク保険」は【三井住友海上火災保険】(74.53点)、「自転車保険」は【楽天損害保険】(73.16点)が、それぞれ1位に選ばれている。

 コロナ禍が長期化するなか、各保険サービスでは新型コロナに関する特別な取扱いや、新たな保障サービスを提案する企業も散見される。これら満足度調査の結果も1つの判断材料にしながら、今一度、自身の保険を見直してみてはいかがだろうか。