女優の菜々緒が6日、都内で無観客にて開催された映画「劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal」公開直前プレミアイベントに出席。今作の悪役で、地球と月の征服を目論む女王・ネヘレニアを演じた菜々緒は「お芝居をさせていただくと悪役を演らせていただくことが多い。その集大成といいますか今まで演ってきたものを見てくださったからこそ、このネヘレニアをいただけたのでは」と数々の“悪女”を演じてきた過去に胸を張った。

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 オファーを受けた感想について菜々緒は「ありきたりですけど。本当にうれしくて、ドハマリしたものってあまりないけど唯一大好きだった。幼なじみの佐藤かよとセーラームーンごっこをしていたので、夢にも思っていなかった。当時の熱い愛が反映されたのかなと思うと、世界一、私はセーラームーンを愛していたんだな、と」と自信。

 また、幼い頃は「常にうさぎちゃんヘアにしていた。お団子にしてツインテールにして、それが髪の毛のセットが決まらないとずっと泣いてたみたい。大人になってからもよく言われるので恥ずかしいと同時にそれだけ、セーラームーンを愛していたんだな」と懐かしげに振り返った。

 イベントではレギュラー声優のスーパーセーラームーン・月野うさぎ役の三石琴乃、スーパーセーラーマーキュリー・水野亜美役の金元寿子、スーパーセーラーマーズ・火野レイ役の佐藤利奈、スーパーセーラージュピター・木野まこと役の小清水亜美、スーパーセーラーヴィーナス・愛野美奈子役の伊藤静、スーパーセーラーちびムーン・ちびうさ役の福圓美里が集合。

 90年代からうさぎ役を演じる三石と並び、菜々緒は「感無量といいますか、普通に、お話されてても奥にうさぎちゃんがいる。こんな状況なのであまり近づけず心苦しいですがアフレコでも対話シーンがあったりすると、お芝居しなくてはいけないのに、泣きそうになったりしてるんです」としみじみ。

 三石は「こうしてここでお会いできてうれしいです。」と菜々緒と隔てたアクリルパネル越しに手を重ね、初対面に歓喜。三石は「みんながうさぎちゃんであり、みんながセーラームーンであるんだな、と大人になった子たちに会うと感じますね」と笑顔をみせた。

 そんな菜々緒に、ほかの戦士たちを演じた声優たちも大興奮で、小清水は「顔が小さすぎて! 生物的に違う。すごく声優業もお上手でびっくりしました」と絶賛。金元は「倒したくないですよね、ネヘレニア様。まるで本物のような美しさ。お会いできてテンションあがっています」とうれしげで、佐藤も「セーラームーンを演られていた幼き頃を拝見したい。かわいいんだろうな~」と想像を膨らませ、伊藤も「セーラームーンの足の長さ。常人にはできざる足の長さ、菜々緒さんはそのままいける。実写でもやってほしい」とリクエストした。

 今回は強敵として戦士たちの前に立ちはだかる菜々緒に福圓は「ちびうさも一度悪役になったときはある。セーラームーンの悪役はうさぎちゃんと表裏一体。もうひとりの主役のようなので菜々緒さんに演じていただけてうれしい。こんなにセーラームーンをお好きだと知って、ほかのキャストもスタッフもセーラームーンがすきでゲストにいらしてくれた俳優さんもセーラームーンがすきで…作り手が好きで作れていることがうれしいです」と歓迎した。

 自分にとってセーラームーンはどんな存在か聞かれた菜々緒は「夢を与えてもらって。こうして夢をかなえてもらった。いろいろなことを教えてもらって、教科書みたいな感じ」と回答。「友情や絆、戦士たちの葛藤も重なる部分があって、小さい頃からみた教科書。世間的に大変な状況のなか、自分はどうしたらいいのか、戦士たちの頑張りや一生懸命さには勇気をもらえる」と並々ならぬ思い入れを明かしていた。

 前編・後編で公開される今作は、世界中で愛される『美少女戦士セーラームーン』の25年ぶりの新作アニメ映画。原作の4期にあたる「デッド・ムーン編」として、ペガサスとの運命の出会いから始まる淡い恋とセーラー戦士たちの成長の物語が描かれている。