先月、東京都が新型コロナウイルス予防策の一環として、誰でも無料ダウンロードして遊べる『ウィズコロナ東京かるた』を公開。5月にも都は『コロナ対策 東京かるた』を作成しているが、これまでも愛国イロハカルタや上毛かるた、防災かるたなど、古くから日本各地の公的機関で作られてきた。あまりかるたで遊ぶ風景が見られなくなった今、「なぜ日本の政府は国民を動員しようとする時にカルタを作ってしまうのか」という意見や「カルタ作っても密になるから遊べない」「言いたいことがありすぎて五十音分出てきてしまう」など、疑問の声も寄せられている。改めて、当かるたに込められた思いを東京都防災部に聞いた。

【かるた札一覧】「よ=よく笑い 免疫力を あっぷっぷ」ほか、物議を醸している“ウィズコロナ東京かるた”

――当かるたを作られたきっかけを教えてください。

新型コロナウイルス感染の拡大状況を踏まえ、改めて感染予防策を徹底するために、11月頃から計画し、年末年始に向けて作成しました。

――なぜかるたにしようと思われたのでしょうか。

これまでも記者会見等で感染予防策について繰り返し呼びかけを行ってきましたが、呼びかけだけでは印象に残らないことも多々あるかと思います。イラストと標語を使って、よりわかりやすく皆さんに伝えることができるだろうという思いから、当かるたを作成しました。

――かるたの文言はどのようにして考えられましたか。

公募による文言と、これまで東京都から呼びかけてきた文言を組み合わせて作成しました。緊急事態宣言後、5月にも『コロナ対策 東京かるた』を作成しましたが、今回はステイホームの過ごし方というよりは、外出時等の注意喚起も含め、新たに作成しました。

――反響はいかがですか。

一部、疑問や批判の声が挙がっていることも承知しておりますが、改めて感染予防策をわかりやくお伝えするという意味では、意義のあることかと思っております。作って終わりではなく、目に触れる機会が広がることを願い、今回はかるた全札を掲載したポスターも作成しました。一部のデザインをご自由に切り取って使用頂いても構いませんので、ご自身だけではなく、周囲の方に注意喚起することが時として難しいこともあるかと思いますが、その方法の1つとしても、活用していただけますと幸いです。