20日に行われた漫才日本一を決める『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)で、16代目王者となった、お笑いコンビのマヂカルラブリーの漫才をめぐって引き起こった、いわゆる“漫才論争”について、27日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』(毎週日曜 前10:00)で、ダウンタウンの松本人志が、同日のTBS系『サンデー・ジャポン』(毎週日曜 前9:54)で、爆笑問題の太田光が期せずして同じ漫才観を明かした。

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 『ワイドナ』で、松本は「もうこれに関しては、本当テレビサイズじゃしゃべれないくらい、1時間くらい俺にひとりでしゃべらしてほしいくらいですけど、そんな時間もないので何を語ればいいかな、漫才か漫才じゃないか?」と切り出した。その上で「漫才の定義は基本的にないんですね。定義ないんですけど、定義をあえて設けることで、その定義を裏切ることが漫才なんですよ。だからあえて定義を作るんですが、これは破るための定義なんですよ、いわば最終的にルールはちょっとあるんですよ、小道具を使わないとか、ズラ(カツラ)を被らないとか、でもベテランの人で面白ズラ被ってる人おるからね」と笑わせながら、今回のネタについての持論を語った。

 「だからね、今回のマヂカルのことでいうと、例えがいいのかどうかあれなんですけど、野球のすごい大一番の時に、ピッチャーが消える魔球を投げたみたいな感じなんですよ、で、我々プロはすごいなと、ここで消える魔球投げてくんねやって思うんですけど、にわかプロ野球ファンなんかはあれは卑怯だと、あそこで魔球投げるかね、真剣勝負せいやみたいな意見が出てくるんですよ、これは多分ね一生交わらない、この交わらないからこそ我々は飯が食えていける」

 一方の『サンジャポ』で、太田は「漫才とはこういうものなんて、何の定義なんてないですからね。そもそも、最初漫才っていったのは、三河万歳とか、音を使ったりね。桂子好江師匠は三味線だったり…。ああいうのから近代漫才になって、エンタツ・アチャコから、漫才はしゃべくりだってなったけど。漫才ブームで全部ぶち壊して、型がないわけですよ。ツービート、B&B、ザ・ぼんちも。あんなの漫才でもないって。漫才っていうのは、こういうものっていうことを規定されることを漫才自体が拒んでいるわけだから。あんまり意味がないよね。歌舞伎や能や狂言みたいに、型があるわけじゃないからね」と同様の論を展開していた。