NHK総合で元日に放送されていた『新春テレビ放談』に代わり、2021年の元日夜に『あたらしいテレビ』(後10:00~11:13)が放送される。“テレビはオワコン”との言葉すら死語に聞こえるいま、「テレビ」の価値を再定義し、「テレビ」の面白さを見つめ直す番組。

【写真】パネリストのアーティスト写真

 「テレビ」とは、地上波テレビだけを指すわけではない。家庭のテレビ、パソコン、スマホなど、あらゆる媒体で目にする映像コンテンツをそ上に載せ、映像文化のこれから――<あたらしいテレビ>について考え、深く鋭く語り合う。

 パネリストは、ラジオパーソナリティとしても人気のテレビ東京プロデューサー・佐久間宣行、クリエイティブディレクターの辻愛沙子、『逃げるは恥だが役に立つ』『MIU404』などの脚本家・野木亜紀子、音楽クリエイターのヒャダイン、“10代のカリスマ”と呼ばれるタレントの山之内すず(敬称略)。

 2020年に世に送り出されたNHKや民放の番組はもとより、配信コンテンツなどもふくめたさまざま な映像コンテンツのヒット作・話題作・出来事を題材に、「テレビ」について徹底トークする。注目は、各パネリストがそれぞれ選んだ「2020年に心を動かされた映像コンテンツトップ10」。パネリストたちが、ときに真剣にときに和やかに、「テレビ」について語り合う中で、コロナの影響によって大きく変わろうとする、いまの“時代“や“社会”が自然と浮かび上がる。

 インタビューゲストとして、黒柳徹子、星野源、 卓球の石川佳純選手が登場。語りは松本まりか、司会は近江友里恵 アナウンサー。

■パネリストのコメント
【佐久間宣行】
 皆さんの「心を動かされたコンテンツ」のランキングを見るのが楽しかったです。その中で、山之内すずさんは、数ある中からコレを選ぶんだというのが多くて、10代で前線を張ってる人のアンテナがすごく勉強になりました。テレビだけでなく、いろいろなコンテンツが過渡期を迎えている時代で、単純に「あれがおもしろかった」と言える年ではありませんでしたが、来年は気楽にお酒でも飲みながら「おもしろかった」と言える年になるといいですよね。

【辻愛沙子】
 これからはますます「〇〇屋さん」と区切れない社会になり、境目がなくなり、業界を越境してモノを作っていくことがどんどん増えていくと思うので、私も、自ら閉じこもらず、自分のフィールドを固めず守らず、いろいろな人たちから学びながら、モノを作っていきたいなと思いました。

【野木亜紀子】
 コロナ禍で大変な時代だからこそ、テレビには正確な情報を伝え、矜持をもった報道をしてほしいと思いました。ネットと違いPV数を稼ぐことが至上命題ではないので、テレビだからこそ伝えられることを、それぞれがきちんと考えて作っていけ たらいいなと思います。

【ヒャダイン】
 2020年に世に出た映像メディアやコンテンツについていろいろ語り、いろいろなものの変革期に来ているということを肌で感じる収録になりました。昔の価値観や押し付けがあぶり出される時代になっていることを前提にしたモノづくりをしていかないといけない、と皆さんおっしゃっていたので、僕も「常にアップデートしていく」というのが 2021 年の課題だなと思いました。

【山之内すず】
 普段からバラエティー番組のプロデューサーの方に「これをバズらせたい」「どうしたらバズらせられる?」と聞かれることが多くて、なかなかお答えしづらかったんですが、「バズる」は結果論でしかないし「バズる=いいこと」というわけでもないと、収録で思っていたことを言えました。ご出演の皆さんも、私が感じていたことを言ってくださってスッキリしました。今日お聞きした皆さんの言葉を頭の片隅に置いて、2021年のテレビやメディアを一緒に楽しみにしていけたらなと思います。