晩ごはんが遅くなってしまい「どうしよう」「何にしよう」と悩んでいたものの、「こんな時は鍋がいい」と手際よく材料を切って、“煮えるのを待つのみ”の状態まで要領よく準備を進めた漫画家のまめさん(@bonjinmame)。タイムロスなく晩ごはんの準備を終えたつもりが、数十分後にそろそろいい頃だと鍋の蓋を開けてみると、具材はそのままの状態。火をつけるのを忘れていた…というショックな事態が起こってしまったという。そんな自身の日常生活あるあるを実録漫画として発信している彼女のインスタグラムには、たくさんの反響が集まり、フォロワー21万人を超える人気アカウントに。反響や漫画にかける思いを聞いた。

【漫画】忙しいときは鍋がいい…要領よく準備を終えたと思ったら!?…忙しいママあるある

■「しっかり準備したつもりが肝心なことを忘れ…」日常漫画に共感が集まる

――「困った時は鍋がいい」の漫画では、まさかのオチに「私もあるあるです、泣きたくなりますよね」「私も○○なミスをした」「あるある同士がたくさんいてうれしい」などと同じような失敗をした人たちからの反響もありましたね。あらためて反響についていかがですか?

【まめ】しっかり準備したつもりが肝心な部分をすっかり忘れてしまう事がよくあって本当に自分でもゲンナリしています(笑)。この様な漫画を描いた時は読んでくださった方がコメント欄に、色々なパターンのやってしまったエピソードを書いてくださったり、わかります!私もやります!と共感してくださったり、いやまめさん何やってるんですか!(笑)と全然共感しないけど楽しんでくれてるコメントもあったりして読んでいて面白いです。とても励みになるし楽しませてもらっています。

――まめさんにとって、漫画を描くきっかけは何だったのでしょうか?

【まめ】7、8年くらい前にその頃応援していたK-POPアイドルを応援するファンの方々と思いを共感し合いたくてSNSを始めたのですが、そこにイラストや漫画を載せ始めた事がきっかけです。自分の趣味を楽しみたくて始めました。そこから日常の出来事も漫画にしていきたいなと思うようになり「凡人すたいる。」というブログを開設してインスタも始めて今に至ります。

――まめさんの漫画には、誰でも「あるある」と思える日常生活のなかでの共感が詰まっています。漫画を描く際にどんなことを意識しているのですか?

【まめ】特に絶対に決めていることはないのですが、シンプルに読みやすく、読んだ後は嫌な気持ちが残らない様な漫画にしたいと思っています。

 あと誤字をしない様に気をつけていますが、しょっちゅう誤字をしまくっていて読者さんたちが教えてくれる事も多いです。大変助かっています(笑)

■「ついにそっち側の人間になってしまった」印象的な娘とのやりとり

――シングルマザーとして3人のお子さんを育てていらっしゃり、お子さんとのおもしろいやりとりを描いた漫画も。お子さんたちは漫画を見てどんな声をかけてくれますか?印象的な言葉があれば、ぜひお聞かせください。

【まめ】子どもたちに漫画について声をかけられることはあまりというか、全然無いです。それぞれの趣味に忙しく読んでいない可能性が高いです。少し前までは末っ子の娘が「お母さんの漫画読みたい!」って言ってくれてたのですが、最近全然言わなくなりました。飽きられたのか『鬼滅の刃』に忙しいかどちらかだと思います。頑張りたいと思います。

――これまでのエピソードのなかで一番思い出深い話は?

【まめ】今年描いたものだと、娘とのやりとりを描いた漫画が印象深いです。娘が「(ASMRのように)お菓子をかじる音を録音したいから静かにしててね」と私に言って「了解」と答えたのに、いざ録音した動画を見てみると、私が独り言を言ったりカーテンをシャッと閉めていたり…めちゃめちゃうるさい(笑)。子どもの頃、テレビの前にラジカセを置いて歌番組で歌う歌手の曲を録音しているのに、その時に限ってお母さんが大声を出して絶望するっていう事ってよくあったと思うんですが、まさにそっち側の人間になってしまったんだなと実感した出来事でした。無意識だったのでとてもこわかったです。

――今後、ブログやSNSでどのような作品を発信していきたいですか?今後の展望についてお聞かせください。

【まめ】今まで通りマイペースではありますがまったりと長く日常漫画を描いていきたいという事と、面白い創作漫画を描ける様になりたいです。あと、ブログを書籍化した『凡人すたいる。大盛り詰め合わせ』が今年、韓国でも翻訳されて発売されたのですが、もっと色々な国で翻訳されてたくさんの方に読んでもらいたいと思っています。