関西ジャニーズJr.のなにわ男子・大西流星(19)単独初主演によるドラマ特区『夢中さ、きみに。』が、来年1月7日よりテレビ神奈川、MBSほかで放送スタートする。まるで漫画から飛び出してきたようなキュートなルックスで“あざとい”けどかわいい!と支持を集める大西。普段のアイドル活動では「キラキラ」を意識しているそうだが、劇中では「封印…しましたね!」と宣言。プロデューサーを務めている関ジャニ∞・大倉忠義から直々にオファーを聞かされたエピソードなどを合同インタビューにて語った。

【写真】“逆・高校デビュー”果たす男子高校生を演じる高橋文哉

 今作は和山やま氏による『第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞』『第24回手塚治虫文化賞短編賞』をはじめ多数の賞を総ナメした同名コミック『夢中さ、きみに。』(ビームコミックス//KADOKAWA)を実写化。大西演じるミステリアスで変わり者の男子高生・林美良と高橋文哉演じるモテすぎた中学時代から“逆・高校デビュー”した二階堂明を中心にちょっと変わった高校生たちのなんでもない日常が淡々と描く異色の青春群像劇だ。

――まず、原作では、シュールな笑いと独特の世界観が展開されますが、大西さんは脚本を読んでどのような印象を持たれましたか。

題名だけ観ると、めちゃくちゃ甘酸っぱい青春物語を想像していたんですけど原作を読んでみたらなんとも言えない独特の世界観で…。堂々とボケるというより、クスっと笑えるシュールな笑い、“狙いにいってない笑い”が散りばめられていて面白いなと思いました。僕の演じる林パートも、高橋文哉さん演じる二階堂パートも、一人ひとりの癖が強い。いそうでいないようなキャラクターがたくさんいる。自分の高校時代を思い出しつつ、林くんみたいな子はいなかったので1から役作りしました。

――普段はグループでの活動が多いと思いますが、一人で新しい現場に飛び込むという心境はいかがでしたか。

ここ数日メンバーと会ってないだけでも違和感というか寂しさもあります。その分、今までやったことのない役柄や現場はワクワク感もあります。主演という形ですけどキャストのみなさんも同世代が多いので、本当のクラスメイトのように休憩中はワチャワチャしたりしつつ、いろいろなキャストさんに支えられながら、頑張っていくんだな、という気持ちです。

メンバーもすごく応援してくれて、どんな役柄かまで言っていないのですが、題名からして、恋愛のシーンがあるのか聞いてきたんです。特に大橋(和也)くんとかだいちゃん(西畑大吾)とか…。『ハグとかするの?』って聞いてくるのでにごしていたら、ニヤニヤしていたので、いい意味で裏切ることができるかな(笑)

――メンバーの誰かからうれしい言葉はもらえたりしましたか。

この作品を演らせていただくことを聞いた時はメンバーと同じタイミングでした。なにわ男子で11月末に配信コンサートがあって、その前日に大倉くんがみんなを集めていろんな話をしている時に、企画書をみんなの前で渡してくれて…。その時は戸惑いしかなかったのですが、なにわ男子主演の前作『メンズ校』に続いてドラマのお仕事、演技に挑戦できるのはワクワクしてうれしかったです。メンバーも『おめでとう』と言ってくれました。

――今回演じる林くんは、無駄なことを楽しむつかみどころのない、ちょっと変わった男の子です。演じるにあたってどのように役作りされましたか。

林くんは本当に変わった子で、漫画の世界ならではの、いい意味で癖のある高校生。目が座ってるというか、無表情ではないですけど、第一印象で不思議な感じを出すためにあえて、目の力を抜いています。アイドルの時は『キラキラさせよう!』という気持ちはありますが、一回それは封印して、クスッと笑うシーンでは自分のなかでテンションをあげたり、引き立つように考えました。
自分に役と、重なる部分があまりないので、等身大の気持ちでいきたい思いはありましたが、ゼロから作り上げる感じです。役作りをしすぎても“作っている感じ”がしてしまうので、なるべくせりふの言い回しはナチュラルさを意識しました。

――その感触はいかがでしたか。

難しいですね(笑)。こういう人って会ったことがなくて、なかなかイメージしづらかったので、原作をとにかく読み込んで気になる“謎の存在”になってやろうと頑張っています。

――お芝居する時とアイドルの時、求められるものは違うと思いますが、それに難しさや楽しさは感じますか。

めちゃくちゃ楽しいですね! 普段、私生活でしたら怒られるようなことやダメなことでも演技や役を通してなら『良いね』となったり不思議な行動も自然に見えたり、普段できないことを挑戦できるのでワクワクするし楽しいです。
アイドルの仕事は素でどうやったら一秒でもキラキラできるか楽しんでいますが、演技のお仕事とは本当に別。最近はドラマに出演させていただく機会も増え、演技の仕事もやりたいな、と思っています。

――では今回の作品では“キラキラ”は封印?

封印…しましたね!(笑)狙いにいっているキラキラではなく、ついでちゃう言動やおっちょこちょいなところが林くんの良さだと思うので。欲しがらない、狙わない(笑)

■関ジャニ∞・大倉忠義に観てほしい「『よかったね』と言ってもらえるように」

――現場に入った心境はいかがでしたか。

本読みはめちゃくちゃ緊張しました。素の大西流星の会話より台本上の会話が先なので、共演者の方本人の印象はゼロのままだったのがある意味、入りやすかったです。撮影入ってからはワンチームで、主演という引っ張るというよりスタッフさんに支えられながらも外は寒いですけど、心あたたまる現場になれば、と思います。

――そのために、こころがけていることはなにかありますか。

林くんが無表情な分、笑顔は絶やささないようにしています。みなさんに見守られながら、進んでいくんだろうなと感じています。

――すでに数日前にクランクイン。撮影して印象的なシーンはありましたか。

クランクインはで、松屋さん(福本莉子)と焼き芋を食べるシーンを撮影したんですけど、最近、焼き芋にハマっていて。そのシーンの焼き芋も、岐阜のいいところのお取り寄せしてくれたみたい。僕が松屋さんに渡して一緒に食べるシーンなのですがあたたかくてホクホクで、無邪気にバクバク食べて。幸せでしかなかったです!林くんは無表情な時が多いんですけど、幸せな表情をしていて、素が出ています。めちゃくちゃ素敵なクランクインで、最高な一日でした。その日は一日焼き芋を4本くらい食べました(笑)

――監督は『グランメゾン東京』(2019/TBS)や『MIU404』(2020/TBS)などで知られる塚原あゆ子さんが手掛けていらっしゃいます。

塚原さんは、本当にすごい作品をたくさん手掛けてきためちゃくちゃすごい監督さん。原作とは違う、塚原さんならではの空気感をどう撮影してくのかワクワクします。アドバイスだったりも本当に的確で、本読みではいい意味で課題が残りました。撮影に入った時も毎回、モニター前から走ってきてくださって『今のよかったよ』と、しっかり言ってくださる。ワンシーンワンシーン、ひとことひとこと、塚原さんから勉強させてもらっています。

――今後、撮影を楽しみにしているシーンがあれば教えてください。

楽しみにしているシーンはめちゃくちゃあります。本当にひとつひとつが濃い。運動会では林くんが網にからまって、江間くん(楽駆)との関係が深くなる大事なシーンがあるので、不思議なかわい可愛らしさとか謎な部分を出せたらと思います。

どのシーンでも、林くんを大事に再現したいですし、和山やまさんの、『夢中さ、きみに。』という、めちゃくちゃ今来ている、素敵な原作の素敵な世界観を大事にしながら、ゼロから、この役と向き合って、一言一言を気にしながら忠実に再現できたらと思います。

――原作はささやかな日常が描かれていますが大西さんのささやかな幸せはなんですか。

ドラマの撮影現場で、すてきなキャストさんに囲まれていることは幸せですが、たまに家族から送られてくる、飼っている猫ちゃんが、僕が家にいないときに僕のベッドの枕で寝てくれている画像を観ると『忘れられてないんだな』と毎日、眺めちゃいます、めちゃくちゃかわいいです(笑)。いつもなら仕事して家に帰ってギュッとするんですけど今は家族から送られてきた動画を観て癒やされてます。猫は、“ときくん”といってスコティッシュフォールドの3歳。本当にかわいいです。

――初主演ドラマでこの人に成長をみてもらいたい、というのはありますか。

第一にファンのみなさんです。今年でいうと『年下彼氏』(ABCテレビ)、『メンズ校』(テレビ東京)と演技をする機会が多い一年でした。いろいろな役をさせていただき、この作品で、主演で林くんを演じることになって、ファンの方も喜んでくださったり、反響が大きかったので、恩返しをしたい。そして『もっと大西くんを知ってみたい』と思っていただけるように、“夢中”になっていただけるように、一つずつのシーンを大事に観ていただきたいです。

あとは、大倉くん。なにわ男子をプロデュースしてくれているので、今回の話を聞いたというのもありますが、『頑張ってね』とたくさんメールがきます。今回は同じクールの同じ木曜日(放送日)に、大倉くんも主演ドラマをされるので、観てもらって『よかったね』と言ってもらえるように頑張りたい。

そしてやっぱり同世代の方は特にですね。学生の方には、こういう世界もあるんだ、と。例えば男子トイレのシーンを昨日撮ったんですけど、面白い空気感で。男子校が舞台なので女性は見ることができない世界も描かれています。ドラマを観て、原作も読みたいと思っていただけるように、作品を愛していただけるように、同世代へのアピールをしっかり、していきたいと思います。


<放送情報>
■ドラマ特区「夢中さ、きみに。」
MBS 1月7日スタート  毎週木曜 24:59~
テレビ神奈川1月7日スタート  毎週木曜 23:00~
チバテレ 1月8日スタート  毎週金曜 24:00~
テレ玉 1月13日スタート 毎週水曜 24:00~
とちテレ1月14日スタート 毎週木曜 22:30~
群馬テレビ 1月14日スタート 毎週木曜 23:30~
<配信>
MBS放送後、TVer、MBS動画イズム、GYAOで見逃し配信!