俳優の木村拓哉が主演し、来年1月3日、4日に放送されるフジテレビ系SPドラマ『教場II』(後9:00)。放送を前に、警察学校“最恐”の教官・風間公親役の木村と、彼が受け持つ“風間教場200期生徒”を演じた濱田岳、上白石萌歌、福原遥、杉野遥亮、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良、樋口日奈が集結した。クランクアップを迎え、木村は今年4月に逝去した前作のプロデューサー・西坂瑞城さんに向け「西坂、撮ったぞ!」と天を仰いで報告した。

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 原作は「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得し、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹氏の『教場』シリーズ。警察小説の新境地としてベストセラーとなりシリーズ化され、多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた作品の第2弾となる。第1弾は二夜連続で個人全体視聴率9.9%(4日:世帯視聴率15.3%、5日:世帯視聴率:15.0%)を獲得するなど好評を得た(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。

 木村は「ようやく終わりましたが、まだ撮影が終わっただけで、スタッフのみなさんは編集作業に入られます。編集作業の時間が短くて大変だと思いますが、頑張ってほしいなと思います。スタッフの皆さん、共演者の皆さん、本当にイレギュラーな撮影を要す現場となりましたが、198期、199期、そして200期と、3期にまたがって自分が関われると思っていなかったので、すごく光栄に思っておりますし、感謝しています」と座長としてねぎらいの言葉をかける。

 コロナ禍での撮影では「所作訓練も含め、精神的にもすごくタフさが求められた現場だったと思います。にもかかわらず、みんな、誰一人腐ることなく取り組んでいました。中江(功)監督がまた予定調和の芝居が大嫌いな、志の高い方ですから、そういう芝居をしたときには、何度も『もう1回』とNGを出されますし。でもそれは彼、彼女の『もう1回』ではなくて、そのシーンにおける『もう1回』で。僕も、彼ら彼女らに『あなたの“もう1回”ではなくて、このシーンの“もう1回”だから』ということを生徒役のみなさんに伝えて、みんなで乗り越えていきました」とチーム一丸で臨んだ。

 そして「1シーンで140カット撮るときもあるんですけど、どのカットも妥協のないライブを収録してる感じでしたね。こうやって1つの作品の撮影を一緒に共同作業させていただくと、一緒にやってくれたみんなのことをちょっとひいきめに見てしまうというか。自分が教官として送り出すみんななんだなと、今実際にそういう思いになれています。みんな、本当に頑張っていました」と生徒役キャストを称賛した。

 改めて“教場”という作品は「僕の中では(第1弾から)途切れることなくつながっている時間です。前作は警察学校198期生のエピソードで、今回は200期。その間にいる199期が前作のラストに少しだけ登場したみんななんですけど、そこの流れが少しずつ関わり合っています。198期、199期、200期と、対峙する面々が変わると、出来上がってくる空間もやっぱり違うものになる。“前作を凌駕(りょうが)する、しない”は、見てくださった人たちにジャッジしてもらうことだと思っていますが、同じ教場は教場でも、流れる時間や、そこで生まれる空気が全く違った作品になっているので、また違う形で楽しめるのではないかなと思っています」とシリーズとしても、個々としても魅力あるタイトルとなっていることに自信をみせていた。