漫才日本一を決める『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)が20日に生放送され、野田クリスタル(34)と村上(36)による、お笑いコンビ・マヂカルラブリーが優勝し、16代目王者になった。ツッコミ担当の村上は、母校である法政大学のお笑いサークル・HOSに所属し、漫才やコントを披露し笑いの技術を磨いてきたが、そのHOSの公式ツイッターが「おめでとうございます」とOGを祝福した。同サークルに所属していた筆者が、当時の村上が芸と向き合う様子を伝える。

【写真】奇抜な動きで爆笑!『M-1』でネタを披露するマヂカルラブリー

 HOSの公式ツイッターでは「HOS5期でOBの村上さんのコンビ、マヂカルラブリーが本日の『M-1グランプリ 2020』で見事優勝を飾りました!! おめでとうございます」と祝福し、「今後の更なる活躍を応援しています」と伝えた。

 法政大学の市ヶ谷キャンパスを拠点に活動しているHOSは、他大学の学生も所属しており、1~2ヶ月に1回のペースで学内、半年に1回のペースで学外の劇場でお笑いライブを開催し学生がネタを披露。学園祭ではプロの芸人を招いてともにライブを開催し、4日間で軽1000人近くの観客を動員している。なお、OBには、マヂカルラブリーの村上のほか、2012年KOC決勝進出のよふかしの会(大重、砂川)、ピン芸人のTEAM近藤がいる。

 村上は野田とコンビ結成する前は、サークル内でほかのユニット、コンビを組んでおり、ツッコミではなくボケを担当。そして、自身もサークル員の一芸人として出場した団体戦『大学お笑い日本一決定戦2006』で優勝(※HOSが優勝)。その後、プロの芸人を目指すため、すでに芸人活動をしており相方を探していた野田と2007年にコンビを結成した。

 大学内の空き部屋でネタ作りや練習をし、ライブ出演を重ねながら芸を磨き、同年にM-1グランプリに出場すると3回戦敗退、2008年に初の準決勝進出を果たした。

 サークル内での村上は、誰に対しても仲良く接し、ネタで悩む後輩の学生芸人に対しても「ボケの順番を変えたらいいと思うな」「強めのツッコミより、柔らかめな方がいい」などとアドバイスを贈る優しい人物。周囲の空気感を大事にする村上の優しい人柄は、この日の『M-1』本番でも表れており、ファイナルラウンドに進出が決まった際、司会の今田耕司から意気込みを求められると真面目な回答をし、ボケの相方・野田クリスタルの個性を際立たせていた。

 同大会は「日本一の漫才師を決める大会」として2001年にスタート。2010年の第10回開催で一旦終了し、2015年に5年ぶりに復活した。今回のファイナリストは、アキナ、マヂカルラブリー、見取り図、錦鯉、ニューヨーク、おいでやすこが、オズワルド、東京ホテイソン、ウエストランド、敗者復活を勝ち上がったインディアンスの10組。

 ファーストラウンドでは、おいでやすこがが658点を獲得してトップ通過。続いて、マヂカルラブリーが649点、見取り図が648点を獲得し、3組がファイナルラウンドに進出した。ファイナルラウンドでは、マヂカルラブリーが3票、おいでやすこがと見取り図が2表となり、マヂカルラブリーに軍配が上がった。