女優・新垣結衣と俳優・星野源が出演する、TBS系新春スペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』が来年1月2日に放送される。新垣演じる森山みくりと、星野演じる津崎平匡が“契約結婚”を通して距離を縮めていく社会派ラブコメディーとして人気を博した連ドラ版から4年。本作では、2019年初夏から今年の初夏まで期間、晴れて夫婦となった二人が、結婚・出産する上で生まれるさまざまな問題について、現実と同じ状況下で乗り越えていく様を描いていく。

【写真】みくり&平匡の久々2ショット

 新垣や星野のほか石田ゆり子、古田新太、大谷亮平らキャスト、そして脚本の野木亜紀子氏、金子文紀監督らスタッフとともに前作と同じメンバーがそろうなか、引き続き、プロデューサーを担当する那須田淳氏は「連ドラをやっていた時に、この二人が、結婚を考え家庭をつくり、結婚生活をスタートさせたら、きっと、どんな家庭にもあるように、いろんなことが起きる。それを見てみたいと思っていた」と新作制作の経緯を語る。

 「連ドラは、とてもご好評いただき、たくさんの視聴者の方に共感していただくことができました。みくりと平匡はその後、結婚をするだろう、そしてどうなったのかを、僕らも見てみたかった。前作は、どんな人生の選択も間違ってはいないという多様な生き方を肯定することがテーマのひとつ。男女が一緒に生活するなかでの生き方のヒントなどが描かけたかなと思います。では二人が結婚した後、『逃げ恥』はどういうことが描かけるか、ぜひ描いてみたいなと思っていたので、そういう続編を前のシリーズが終わった後からイメージしていました」。

 今作は海野つなみ氏による原作コミック10巻と11巻をもとにしている。「原作に描れた2巻分をどういう風にドラマにしていくか。海野先生にもどういうテーマを、どういう風に描くのがいいか相談しました。みなさんもご存知、自分たちが体験した今年のいろんな変化やそれにまつわることも含めて、今回の特別編を作ってみようかな、と」と原作にプラスして、リアルな時勢を反映させたという。

 結婚と出産を経て家族となっていくみくりと平匡。二人に子どもが生まれるのは今年の2月。その後の春から初夏までが描かれている。現実の日本、そして世界が陥った混乱や不安――。その要素も新作を語る上では欠かせないものとなった。「この夫婦はそのなかでどう生きていくのか。夫婦別姓や妊娠、出産があり、結婚の先にどんな夫婦にも起こる問題をちゃんとテーマにしていきましょうと、海野先生、野木さんともそれを踏まえてお話をつくりましょうと話をしましたいいました」。

 その上で、「今年いろいろ世界で起こったこと、家族に影響を及ぼしたこと、今起こっていることをテーマにしていくのが『逃げ恥』のいいところ。それを取り入れようというのは野木さんから提案もあったし僕らも思っていた。ただ、それは現在進行形で起こっていることだから、放送するときにはどうなっているのか丁寧にいろんなことを調べ想像しながら撮影のぎりぎりまでお話をつむいでいきました」と明かす。
 
 みくりと平匡は、時に自分たちを取り巻く社会や環境に戸惑ったり憤ったり、疑問を呈したり…それを解決するために、家庭を作る“チーム”として共闘する。いつだって二人のことを応援したくなってしまう。それは新垣、星野が持つ魅力でもある。

 「二人は連ドラと同じように、二人でしっかり話し合ったりする。若い方にとってはこれからの人生、そして家族をお持ちの方には現在進行系形でいろんなことを乗り越えていく上で、いろんな世代やご家族の人にもいろんなヒントが詰まっていると思います。ヒントや勇気を、新垣さん、星野さんの二人がたくさん面白く素敵なお芝居で見せてくれています。今、現在進行系形の世の中の姿もドラマとして捉えていく。そこが1番『逃げ恥』らしい、見どころなんじゃないかな、と思います」。

 つけられたサブタイトルは“ガンバレ人類!”。これは一番最初に野木氏がつけたものだという。「今年のこういうことを家族がどう乗り越えていくのか、まさに頑張れ人類っていっていいかな?って。大きく出ているけど、家族にとっても、人が生きていって幸せを目指すなかで、『頑張ろうね、みんな』みたいな、いちばん共感できるワードかな」。年齢を重ねて少し大人になったみくりと平匡。二人がどのようにこの危機を乗り越えていくのか、注目してほしい。