デビュー20周年の歌手・氷川きよしが座長を務める『氷川きよし特別公演』が19日、大阪・新歌舞伎座で開幕した。芝居とコンサートの二部構成で行われ、「氷川きよしワールドを楽しんで」との言葉どおり、ジャンルを超えた多様な構成でファンを魅了した。


 新歌舞伎座新開場10周年を記念した同公演は、政府・大阪府及び緊急事態舞台芸術ネットワークのガイドラインにのっとり、感染症対策を実施したうえで開催。公演は二部制で、第一部は芝居『限界突破の七変化 恋之介旅日記』を上演した。

【写真】振袖から歌舞伎の白塗りまで“七変化”で魅了した氷川きよし

 昨年5月に新歌舞伎座で好評を博した、日本一の人気旅役者・嵐恋之介(氷川)とゆかいな仲間たちの旅物語第2弾は、タイトルの「七変化」にふさわしく、氷川演じる恋之介が次々と衣装替え。特に、お姫様に扮した艶やかな赤の振袖姿の美しさは観客の目を引きつけた。

 第二部は、ヒット曲満載で構成されたコンサート。明治座公演では股旅姿で登場したが、今回の新歌舞伎座公演では紫の着流し姿に変更。デビュー曲「箱根八里の半次郎」からスタートし「大井追っかけ音次郎」、5周年記念曲「番場の忠太郎」など初期の股旅演歌の数々を披露した。ファンは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、きよしコールの代わりに3回の手拍子で盛り上げた。

 「大阪が大好き!」という氷川は「大阪の歌をプレゼントしたい」と、大阪にまつわる楽曲「大阪とんぼ」「面影の都」を続けて歌唱。料理上手で知られる氷川だが「大阪のたこやきが大好きで、自分でも作ってみるんだけど、いつも固くなっちゃう」と珍しい失敗談も告白し「やっぱり大阪で食べる本場のたこやきが一番!」と笑顔を見せた。

 新歌舞伎座公演は今月29日まで。