2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(作:三谷幸喜)の第一次出演者発表の4日目となる19日、歌舞伎俳優の坂東彌十郎(ばんどう・やじゅうろう/東京都出身)が、主人公・義時(小栗旬)の父・北条時政(ほうじょう・ときまさ)役で出演することが明らかになった。大河ドラマは初出演。

【画像】2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』相関図(11月18日時点)

 彌十郎は「歌舞伎に登場する北条時政は、既に執権職に就いており怖い人物のイメージがありますが、今回はそれ以前から描かれているようで、はじめは権力とは無縁の田舎のいち豪族、そして何より主役の義時の父という重要な役どころです。映像作品への出演経験が殆どない私ですが、歌舞伎での時政のイメージは全て消して、三谷さんとご一緒にゼロから作りあげていきたいと思っています。撮影が始まるのを今からワクワクして待っています!」と、コメントを寄せている。

 往年の銀幕の大スター初代坂東好太郎の三男として生まれ、昭和48年(1973年)5月歌舞伎座『奴道成寺』の観念坊で坂東彌十郎を名のり初舞台。昭和53年(78年)2月『文七元結』の鳶頭役で名題昇進。近年ではコクーン歌舞伎、平成中村座など、十八代目中村勘三郎との共演も多く、平成中村座の海外公演にも参加している。

 三谷作品には、2019年6月歌舞伎座の『月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと))風雲児たち』に出演。「本当に楽しい経験をさせていただいたので、今回もとても楽しみです。とはいえ時政という大役にお声かけくださった三谷さんを裏切ることにならないよう、全てをかけて臨ませていただきます」。

 実は、大河ドラマどころか、連続ドラマへのレギュラー出演自体が初めての経験とのこと。「五十数年前に父が何本か出させていただいており、自分もいつか出られたらうれしいなと思っていました。今回ご縁をいただきその夢が叶い非常にうれしく思います」と、喜んでいるという。

 息子・義時を演じる小栗については、「全くの初対面ですが、30年近く前にお父様と舞台の仕事をご一緒した事があります。今回ご一緒させていただくことも何かのご縁と、緊張もありながら大変光栄に思っております」と、話している。

 『鎌倉殿の13人』では、16日からの5日間で第一次出演者発表を行い、小栗旬演じる北条義時を中心とした最初の相関図を完成させる、としている。これまでに発表されたキャストは以下のとおり(★=大河ドラマ初出演)。

【北条家】
北条義時…小栗旬
北条政子…小池栄子
北条宗時…片岡愛之助
阿波局…宮澤エマ★

【源氏】
大姫…南沙良★
源行家…杉本哲太

【平家】
平清盛…松平健
平宗盛…小泉孝太郎

【坂東武士】
比企能員…佐藤二朗
畠山重忠…中川大志
安達盛長…野添義弘
三浦義村…山本耕史
和田義盛…横田栄司
伊東祐親…辻萬長
土肥実平…阿南健治

■概要
 華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に権力の座を巡る男たち女たちの駆け引き──源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男 二代執権・北条義時。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都鎌倉を舞台に繰り広げられる、パワーゲーム。義時は、どんなカードを切っていくのか──。