俳優の佐藤浩市が主演、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也らが共演する映画『サイレント・トーキョー』(12月4日公開)より、総工費3億円、エキストラ総動員数1万人超えの“渋谷”セットのメイキング写真が6日、公開になった。

【写真】見事に再現された渋谷駅の改札

 本作の舞台はクリスマス・イブの東京。突如勃発した連続爆破テロ事件でパニックに陥り、事件に巻き込まれていく登場人物たちの思惑が交錯するサスペンスストーリーで、事件を起こすもの、事件に翻ろうされるもの、それぞれの視点が99分ノンストップで切り替わり展開される群青劇で描かれる。

 撮影が行われた渋谷スクランブル交差点のオープンセットは、栃木県・足利競馬場跡地の一部で約2万2000平方メートルの空間に再現。昨年5月に場所探し、7月から建設が始まり、8月中旬にスクランブル交差点、ハチ公前改札、ハチ公前広場の光景が完成し、クリスマス感を出すために5.5メートルのツリーと巨大壁画が作られた。エキストラは1日最大1200人、総勢1万人が集結。その中には、人気YouTuberのみきおや、若者を中心に人気を集めるあのも参加した。

 撮影セットのほかにも、キャストたちの現場レポートも到着。渋谷刑事課・警部補の世田志乃夫を演じる西島、新人刑事・泉大輝役の勝地涼は、キャスト、エキストラ、カメラマンたちスタッフとの連携もしっかりとこなし、緊張感あふれる撮影でも、リラックスを忘れず、エキストラともコミュニケーションをとり士気を高めていった。

 不可解な行動を取るIT企業家の須永基樹役の中村は、1000人ものエキストラの中、独特のオーラを放ち、落ち着きを見せつける。興味本位で犯行現場に来てしまう会社員・高梨真奈美役の広瀬アリス、須永に心惹かれる会社員・印南綾乃役の加弥乃も、中村に負けじと、群衆を代表するかのように、好奇心と恐怖が入り混じった絶妙な演技を披露。共演シーンの多い3人は、劇中とは打って変わって時に冗談を言ったり、渋谷スクランブル交差点の再現度について話したりと、和気あいあいと撮影外の時間を過ごした。さらに、動くたびエキストラと体がぶつかってしまうことが不可欠となる場面では、3人とも、常に気づかいの言葉をかけていた。